関東のあじさい名所&穴場15選!初夏を彩る人気スポット

※公開日時点の情報です。

「関東であじさいがきれいに見られる場所って?」

「写真映えする名所を巡って季節を感じたい」

5月の立夏を過ぎると、各地で初夏の花・あじさいが見頃を迎えます。

関東エリアには、寺社や庭園、公園などあじさいを楽しめるスポットが数多くあります。

そこで本記事では、関東で人気のあじさいの名所から、混雑を避けてゆったり楽しめる穴場まで、15カ所を厳選してご紹介。

見頃の時期やアクセス、写真映えポイント、開催イベントなども詳しく紹介するので、休日のお出かけ計画にぜひお役立てください。

1.定番スポットを巡る!関東のあじさい名所10選

6月に入ると、関東各地のあじさいスポットがにぎわいを見せます。

お寺の石段に咲き誇るあじさいや、広々とした公園に咲き連なるあじさいロードなど、エリアによって雰囲気もさまざまです。

ここでは、アクセスのしやすさや写真映えの観点から、関東で定番といわれるあじさいの名所を10カ所ピックアップしました。

関東の定番あじさい名所10選

  1. 明月院(あじさい寺)
  2. 長谷寺
  3. 白山神社
  4. メッツァビレッジ
  5. 本土寺
  6. わんダフルネイチャーヴィレッジ
  7. 大宝八幡宮
  8. 川越八幡宮
  9. 昭和記念公園
  10. 智光山公園

(1)明月院(あじさい寺)

“明月院ブルー”が美しい

「明月院(あじさい寺)」は、神奈川県鎌倉市に位置する臨済宗建長寺派の寺院で、初夏のあじさいの名所として知られています。

境内には約2,500株のヒメアジサイが植えられ、その青色の美しさから「明月院ブルー」と称されています。

あじさいの見頃は例年6月中旬から下旬にかけて。

梅雨の時期に訪れると、しっとりとした風情の中で花々を楽しめます。

特に、鎌倉石の参道両側に咲く紫陽花(あじさい)は見応えがあり、多くの参拝者の目を引きます。

また、境内には「悟りの窓」と呼ばれる円形の窓があり、そこから見える庭の景色も見どころの一つです。

明月院は、JR北鎌倉駅から徒歩約10分とアクセス良好。

ただし、週末や祝日は混雑が予想され、北鎌倉駅から明月院までの道のりでも人の流れが続くことがあります。

混雑を避けたい場合は、平日の朝早くや夕方の時間帯に訪れるのがおすすめです。

初夏の鎌倉を訪れる際には、明月院での紫陽花鑑賞を計画に加えてみてはいかがでしょうか。

施設名 明月院(あじさい寺)
住所 神奈川県鎌倉市山ノ内189
アクセス 【電車】
JR横須賀線「北鎌倉駅」より徒歩10分
営業時間 9:00~16:00
定休日
入場料 【拝観料】
高校生以上:500円
小中学生:300円
【本堂後庭園】
500円
※別途拝観料も必要です
駐車場
電話番号 0467‐24‐3437
公式HP 明月院(あじさい寺)

(2)長谷寺

海を望む絶景と花手水で人気

初夏の鎌倉を訪れるなら、ぜひ足を運びたいのが「長谷寺」です。

通称“あじさい寺”として知られるこの由緒あるお寺は、ガクアジサイやヤマアジサイなど、珍しい品種を中心に約2,500株・40種以上ものあじさいが境内を彩り、例年5月下旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。

特に「眺望散策路」から見渡す由比ヶ浜の海景と色とりどりのあじさいが織りなす光景は圧巻で、晴れた日には思わず息をのむような美しさが広がります。

もうひとつ見逃せないのが、境内のあちこちに施された「花手水(はなちょうず)」

水面に浮かぶ季節の花々が写真映えすると話題を呼び、長谷寺ならではの風情を感じられるスポットとなっています。

なかでも「卍池(まんじいけ)」に浮かべられた色とりどりのあじさいは、見ているだけで癒されること間違いなし。

ただし、長谷寺は例年あじさいの見頃に合わせて大変な混雑が予想され、特に週末や午前中は入山にあたって整理券が配布されることも。

事前に公式サイトで最新情報を確認のうえ、時間にゆとりを持って訪れるのが安心です。

なお、あじさい路は階段が多く、あじさい路入口まで約80段の階段に加え、約130段の散策路が続くため、歩きやすい靴での訪問が望ましいでしょう

施設名 長谷寺
住所 神奈川県鎌倉市長谷3‐11‐2
アクセス 【電車】
江ノ島電鉄江ノ島電鉄線「長谷駅」より徒歩5分
【電車・バス】
JR横須賀線「鎌倉駅」よりバスで長谷観音バス停下車徒歩5分
【車】
横浜横須賀道路朝比奈I.Cより30分
営業時間 【4~6月】
8:00~17:00
【7~3月】
8:00~16:30
定休日
入場料 大人:400円
小学生:200円
駐車場 あり
電話番号 0467‐22‐6300
公式HP 長谷寺

(3)白山神社

文京あじさいまつりでにぎわう都内の名所

東京・文京区の閑静な住宅街にひっそりとたたずむ「白山神社」は、都内にいながら本格的なあじさいの風景を楽しめる名所として知られています。

梅雨時期になると、約3,000株のあじさいが境内から隣接する白山公園一帯にかけて咲き誇り、見事なあじさいを見られます。

赤、青、紫と多彩な色合いが梅雨空の下でも鮮やかに映え、神社ならではの厳かな雰囲気と調和する姿は、この時期ならではの風景です。

また、白山神社と白山公園を舞台に昭和60年度から続く「文京あじさいまつり」が、毎年6月に開催

期間中はキッチンカーや模擬店、子ども紫陽花写生会、紫陽花コンサートなどを通じてあじさいに親しめます。

アクセスは、都営三田線「白山駅」から徒歩2分と抜群のロケーション。

東京ドームシティや小石川植物園なども徒歩圏内にあり、あじさい鑑賞のあとに文京エリアの街歩きを楽しむのもおすすめです。

施設名 白山神社
住所 文京区白山5-31-26
アクセス 【電車】
都営地下鉄三田線「白山」駅より徒歩3分
東京メトロ南北線「本駒込」駅より徒歩5分
営業時間
定休日
入場料 無料
駐車場
電話番号 03-3811-6568
公式HP 白山神社

(4)メッツァビレッジ

北欧の森に咲く幻想的な紫陽花

 

この投稿をInstagramで見る

 

メッツァ公式(@metsavillage)がシェアした投稿

埼玉県飯能市にあるメッツァビレッジは、北欧の自然と暮らしをテーマにした体験型リゾート施設です。

初夏には、園内の遊歩道や湖畔沿いの小径にあじさいが咲き始め、深い緑と水辺の景色に幻想的な彩りが加わります。

敷地内には、北欧雑貨の並ぶショップや森を見渡すレストランも揃っており、あじさいの散策に加えて、ショッピングや食事も心ゆくまで楽しめます。

そんなメッツァビレッジでは、2025年5月24日〜6月22日の間、北欧の夏を祝う「メッツァの夏至祭 2025」を開催。

北欧直輸入の雑貨やフードが並ぶショップでは、最大70%オフのセールが連日実施され、掘り出し物との出会いも期待できます。

また、花冠づくりのワークショップや、かがり火を囲んでのダンス体験「ミッドサマーセレモニー」など、どなたでも気軽に参加できるプログラムが盛りだくさん。

スウェーデン出身のタレントが登場する「ザリガニパーティー」や、北欧の暮らしをテーマにしたトークプログラムも予定されており、雨の日でも充実した時間が過ごせるでしょう。

あじさいの景色とともに、北欧文化に触れられるメッツァビレッジで、初夏のお出かけを満喫してみてはいかがでしょうか。

「メッツァの夏至祭 2025」の開催日時や詳細については、こちらも合わせてご覧ください。

施設名 メッツァビレッジ
住所 埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス 【電車】
西武線「飯能駅」から路線バスで13分
詳しくはこちら
【車】
圏央道狭山日高I.Cから県道262号線経由約5.4km
圏央道青梅I.Cから県道218号線経由約11km
営業時間 平日:10:00~18:00
土日祝:10:00~19:00
※季節・イベントにより変動あり
定休日 不定休
入場料 無料
※一部有料コンテンツあり
駐車場 あり
電話番号 0570-03-1066
公式HP メッツァビレッジ

(5)本土寺

五重塔と紫陽花の共演が見事なあじさい寺

 

この投稿をInstagramで見る

 

本土寺公式(@hondoji_hananotera)がシェアした投稿

千葉県松戸市にある「本土寺(ほんどじ)」は、鎌倉時代に創建された日蓮宗の寺院で、約730年の歴史を誇ります

もとは平賀本土と呼ばれ、日蓮上人ゆかりの地として長く信仰を集めてきました。

歴史の深さに包まれたこの寺は、初夏になると“あじさい寺”の名で親しまれ、境内を埋め尽くすあじさいを一目見ようと多くの人で賑わいます。

約10,000株のあじさいが境内の参道や池のほとり、奥の山道にまで咲き広がり、見応え抜群。

なかでも、朱塗りの五重塔とあじさいの共演はひときわ目を引く光景です。

寺内ではほかにも、菖蒲や花菖蒲も見頃を迎え四季折々の表情が楽しめます。

アクセスはJR常磐線「北小金駅」から徒歩約15分と便利な立地で、電車での小旅行にもぴったり。

あじさいの見頃に合わせて特別拝観が行われるほか、境内では季節限定の御朱印やお守りの授与もあります。

周辺には古民家を改装したカフェや、風情ある小道が点在しており、花と歴史をめぐる散策にも最適なエリアです。

施設名 本土寺
住所 千葉県松戸市平賀63
アクセス 【電車】
常磐線「北小金駅」より徒歩15分程度
営業時間 5:00~17:00
※有料参拝期間は9:00~16:30
定休日
入場料 大人(中学生以上):500円
小人(小学生以下):無料
駐車場 なし(有料駐車場あり)
電話番号 047-346-2121
公式HP 本土寺

(6)わんダフルネイチャーヴィレッジ

約10,000株が彩る花のテーマパーク

東京サマーランド内に位置する「わんダフルネイチャーヴィレッジ」は、自然のなかでアウトドアを楽しめる、愛犬家にも人気のレジャー施設です。

初夏の訪れとともに、約60品種、15,000株のあじさいが、広大な敷地を華やかに彩ります

なかでも見どころなのが、例年6月から7月にかけて開催される「あじさいまつり」。

色鮮やかなあじさいがその魅力を余すことなく発揮し、特に「あじさいエリア」では、純白のあじさいアナベルが雪のように一面に広がり、息をのむ光景を楽しめます

また、6月の土日限定で開催される「大多摩物産展」では、地域の特産品を購入したり、足湯体験を楽しんだりと、花だけでなく地元の魅力にも触れられます。

アクセスは、JR五日市線「秋川駅」からバスで約10分、東京サマーランド入口からシャトルバスで約5分と非常に便利。

施設内には愛犬専用のドッグランやドッグプール、BBQエリアなども完備されており、ペットと共に充実した時間を過ごせますよ。

施設名 わんダフルネイチャーヴィレッジ
住所 東京都あきる野市上代継字白石600番地
アクセス JR中央線・京王線「八王子駅」よりバスで約30分
中央道 八王子I.Cより約8km
営業時間 10:00~18:00
定休日 不定休
入場料 【入場料】
小・中・大型犬:1頭850円(2頭目~450円)
飼い主:1人850円
【貸切ドッグラン】
平日:2時間10,000円(延長1時間毎に5,000円)
土日祝:2時間20,000円(延長1時間毎に10,000円)
【ドッグプール】
犬1頭2,500円
駐車場 あり
電話番号 042-558-5861
公式HP わんダフルネイチャーヴィレッジ

(7)大宝八幡宮

300種の花が咲く歴史ある神社

 

この投稿をInstagramで見る

 

大宝八幡宮(@daihouhachiman)がシェアした投稿

茨城県下妻市にある「大宝八幡宮」は、関東最古の八幡宮として名高く、1,300年以上の歴史を誇ります。

境内は南北朝時代の大宝城跡で、今も土塁や堀跡が一部残されています。

この歴史的な背景を持つ神社のあじさい神苑では、毎年初夏に約300種・4,000株のあじさいが美しく咲き乱れます

あじさい神苑は土塁の斜面を活かして作られており、上から見下ろす景色と下から見上げる景色の両方を楽しめるのがポイント。

珍しい色合いのあじさいも多く見られ、さまざまな表情を見せてくれます。

また、毎年6月下旬の日曜日には「あじさい祭り」が開催され、流鏑馬神事や野点、草花の無料抽選会、奉納演武など、イベントが盛りだくさん。

大宝八幡宮は24時間365日開放されており、いつでも参拝が可能です。

ただし、あじさい神苑には夜間照明は設置されていません。

日中のうちに訪れ、歴史と自然に触れるひとときを楽しんでみてください。

施設名 大宝八幡宮
住所 茨城県下妻市大宝667
アクセス 【電車】
関東鉄道常総線「大宝駅」より徒歩3分
【車】
常磐自動車道「谷和原」I.Cより、国道294号線を水海道・下館方面へ
営業時間 24時間
定休日
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 0296-44-3756
公式HP 大宝八幡宮

(8)川越八幡宮

小江戸の風情と楽しむ花手水

埼玉県川越市の「川越八幡宮」は、江戸時代から続く歴史深い神社です。

初夏の時期になると、境内に咲く約300株のあじさいが色とりどりに花開き、参道や手水舎周辺を華やかに彩ります。

特に魅力的なのは、手水舎に浮かべられた花手水。

季節の花々が静かに浮かべられ、参拝の際に手を清めながらその美しさを楽しめます。

また、6月下旬から7月上旬にかけては、「茅の輪くぐり」という伝統的な神事が行われ、境内に設置された茅の輪をくぐることで、無病息災を祈ることができます。

川越八幡宮は小江戸川越の中心部に位置しており、参拝後には「蔵造りの街並み」や「時の鐘」といった歴史的なスポットを散策することも可能

あじさいを鑑賞した後は、川越の風情ある街並みを歩きながら、古き良き日本の雰囲気に浸ってみてはいかがでしょうか。

施設名 川越八幡宮
住所 埼玉県川越市南通町19‐3
アクセス 【電車】
JR埼京線「川越駅」より徒歩約6分
西武鉄道新宿線「本川越駅」より徒歩約7分
【車】
関越自動車道川越I.Cより約15分
営業時間 【受付時間】
9:00~17:00
定休日
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 049‐222‐1396
公式HP 川越八幡宮

(9)昭和記念公園

自然と一緒に楽しめるあじさいロード

東京都立川市と昭島市にまたがる「昭和記念公園」は、東京ドーム39個分にも及ぶ広大な敷地を誇る国営公園です。

春には桜、秋には紅葉と、季節ごとに異なる風景が広がり、6月中旬から7月中旬にかけては、約60品種・9,000株のあじさいが見頃を迎えます

「ふれあい橋」を起点とする「あじさいロード」では、西洋アジサイやアナベル、ガクアジサイなど、約2,500株のあじさいが並び、鮮やかな花々が道を彩ります。

なかでも、ふれあい広場北側斜面に広がるアナベルの群生は圧巻。

純白のアナベルが一面に広がり、その美しさに息を呑むことでしょう。

また、園内には「菖蒲田」もあり、6月上旬から中旬にかけてはあじさいと花菖蒲の共演を楽しめます。

広大な敷地にはサイクリングコースやバーベキューエリアも完備されているため、家族や友人と一緒に自然の中で過ごしながら、初夏の空気を堪能してみてください。

施設名 国営昭和記念公園
住所 東京都立川市緑町3173
アクセス 【電車】
JR青梅線「西立川駅」より徒歩約2分
JR中央線「立川駅」より徒歩約10分
西武鉄道拝島線「武蔵砂川駅」より徒歩約20分
【電車・バス】
JR中央線「立川駅」よりバスで昭和記念公園砂川口バス停下車徒歩約2分
【車】
中央自動車道国立府中I.Cより約8㎞
中央自動車道八王子I.Cより約9㎞
営業時間 【公園施設】
3~10月:9:30~17:00
11~2月:9:30~16:30
【みどりの文化ゾーン】
3月、10月:8:30~17:00
4~9月:8:30~18:00
11~2月:8:30~16:30
定休日 年末年始(12月31日、1月1日)、1月の第4月曜日とその翌日
入場料 【入園料】
大人(高校生以上):450円(500円)
シルバー(65歳以上):210円(250円)
※中学生以下は無料
※()内は2日間通し券の料金
【パークトレイン】
大人(15歳以上):400円(600円)
中学生以下(4歳以上):200円(600円)
65歳以上:400円(500円)
※()内はフリーパス券の料金

※その他の料金についてはこちら
駐車場 あり
電話番号 042-528-1751
公式HP 国営昭和記念公園

(10)智光山公園

動物園や広場と一緒に楽しめる紫陽花スポット

 

智光山公園は、埼玉県狭山市に位置する広大な公園で、動物園や広場、スポーツ施設などが整備された家族連れに人気のスポットです。

この公園の魅力は、なんといっても自然と動物との触れ合いが楽しめること。

特にあじさいが見頃を迎える6月中旬〜7月中旬にかけては、園内の「アジサイ園」を中心に約500株のあじさいが咲き乱れ、その美しさを堪能できます。

あじさいが咲くエリアを歩きながら、どこか懐かしさを感じるような、穏やかな時間を過ごすことができるでしょう。

見頃の時期にはあじさいにちなんだイベントが開催されることもあり、さらに楽しみが広がります。

園内には動物園や広場も併設されているため、カップルはもちろん、子ども連れにもぴったり。

動物園では小さな動物たちと触れ合えるので、子どもたちも大喜びです。

休日には混雑が予想されるため、ゆっくりと楽しみたい方は平日を選ぶとより快適に過ごせますよ。

施設名 智光山公園
住所 埼玉県飯能市坂石580
アクセス 西武池袋線吾野駅から徒歩20分
営業時間 24時間
定休日 なし
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 042-978-0072
公式HP 智光山公園

2.穴場感が魅力!関東のあじさいスポット5選

関東には、観光名所として知られる場所だけでなく、静かな環境であじさいを楽しめる穴場スポットもたくさんあります。

ここでは、混雑を避けつつ、魅力的な景色を楽しめる5つの穴場あじさいスポットを厳選してご紹介します。

関東の穴場あじさいスポット5選

  1. 美の山公園
  2. 玉敷公園
  3. 能護寺
  4. 円覚寺
  5. 小田原フラワーガーデン

(1)美の山公園

山頂からの絶景と紫陽花の共演

美の山公園は埼玉県秩父郡皆野町に広がる自然公園で、標高581.5mの蓑山(みのやま)山頂からは秩父連山や日光連山を一望できます。

昭和54年に開園され、特に梅雨の時期に咲き誇る約4,000株のあじさいが魅力です。

6月下旬から7月上旬にかけて、ガクアジサイ、ベニガク、セイヨウアジサイなど多彩な品種が色とりどりに咲き、涼しい木陰で咲くガクアジサイは、その鮮やかな色が一層引き立ちます。

SNS映えすると評判で、足を止めずにはいられません。

また、秩父の山々を望める東展望台からは、早朝に「天空のアジサイ」とも呼ばれる、雲海とあじさいの美しいコラボレーションが見られることも。

標高が高いため、梅雨の時期でも比較的涼しく、快適に散策できるのも嬉しいポイント。

自然の中でゆっくり過ごしながら、あじさいの美しさを満喫するには最適な場所です。

施設名 美の山公園
住所 埼玉県秩父郡皆野町
アクセス 関越自動車道・花園ICから約40分
秩父鉄道・皆野駅からタクシーで約20分
営業時間 終日
定休日 なし
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 0494-23-1511
公式HP 美の山公園

(2)玉敷公園

静かな公園に咲き誇る約10,000株

 

この投稿をInstagramで見る

 

加須市(@city.kazo)がシェアした投稿

埼玉県加須市に位置する玉敷公園(たましきこうえん)は、静かな自然の中で約10,000株のあじさいが咲き誇る、知る人ぞ知る穴場スポットです。

昭和40年に開園され、広大な敷地内には遊歩道や池、広場が点在し、季節ごとの花々が楽しめる憩いの場となっています。

あじさいの見頃は例年6月中旬から下旬にかけて。

約1,500mの遊歩道「ふじとあじさいの道」では、青空と色鮮やかなあじさいのコントラストが素晴らしく映えます。

また、アジサイの花とともに、苔むした石灯籠や古びた木製のベンチなど、趣のある景観も広がり、カメラ好きにはたまりません。

花が最盛期となる6月中旬の日曜日には「あじさい祭り」が開催され、人力車の体験やスタンプラリーなど、風情ある公園内でさまざまなアクティビティを楽しめます。

公園周辺には観光スポットや地元の飲食店もあり、散策後に美味しい食事を楽しむのもよいでしょう。

施設名 玉敷公園
住所 埼玉県加須市騎西535-1
アクセス 【電車・バス】
東武伊勢崎線「加須駅」よりバス約10分
営業時間
定休日
入場料 無料
駐車場 あり
※ただし、大変混雑するため公共交通機関の利用を推奨
電話番号 0480-73-1111
公式HP 玉敷公園

(3)能護寺

あじさい寺と呼ばれる隠れた名所

埼玉県熊谷市にある能護寺(のうごじ)は、地元で「あじさい寺」として知られる隠れた名所です。

天平15年(743年)に創建された由緒あるお寺で、境内には市の文化財にもなっている鐘楼も残されています。

毎年6月上旬から下旬ごろには、境内の約50種類・800株のあじさいが見頃を迎えます。

特に、鐘楼の周りに咲く色とりどりのあじさいは、歴史ある背景と調和し、目を引く美しさ。

見頃の時期は多くの人で賑わうため、ゆっくりと楽しむには平日や早朝の訪問がおすすめです。

なお、能護寺の周辺には歴史的なスポットも数多くあります。

例えば、忍城(おしじょう)は、石田三成の水攻めにも耐えた「浮き城」として知られ、現在は行田市郷土博物館として公開されています。

また、吉見百穴は古墳時代の横穴墓群で、ヒカリゴケの自生地としても有名です。

あじさいを愛でるとともに、長い歴史を持つ寺の雰囲気にも浸ってみてはいかがでしょうか。

施設名 能護寺
住所 埼玉県熊谷市永井太田1141
アクセス 【電車・バス】
JR高崎線「籠原駅」より熊谷市ゆうゆうバス「グライダーワゴン」
で30分
【車】
関越自動車道「花園」I.Cより約17㎞
北関東自動車道「伊勢崎」I.Cより約21㎞
営業時間 24時間
※あじさい開花時期は9:00~17:00
定休日
入場料 無料
※あじさい開花時期は拝観料300円(小学生以下は無料)
駐車場 あり(70台)
電話番号 048-594-6677
公式HP 能護寺

(4)円覚寺

静寂の中に咲く美しい紫陽花

北鎌倉の円覚寺は、鎌倉五山の一つに数えられる歴史ある禅寺で、1282年に宋の高僧・蘭渓道隆によって創建されました。

重要文化財に指定された建物や、禅僧の修行道場としての風情を感じさせる庭園が広がり、歴史と文化が息づいています。

毎年6月、円覚寺ではヤマアジサイを中心に、さまざまな品種のあじさいが見頃のピークに。

あじさいは、特定の場所に固まって植えられていたり、建物の要所に咲いていたりと、さまざまな形で花を楽しめます。

特に山門をくぐると広がる「蓮池」周辺や、苔むした石畳の参道に咲くあじさいが、穏やかな雰囲気を作り出し、静かに花を鑑賞するにはぴったりの場所。

混雑を避けて、ゆっくりとあじさいの美しさを楽しめるのが魅力です。

さらに、円覚寺の周辺には「東慶寺」や「明月院」などもあり、歴史的な名所を巡りながら鎌倉の自然も満喫できます。

施設名 北鎌倉 円覚寺
住所 鎌倉市山ノ内409
アクセス 【電車】
JR「北鎌倉駅」から徒歩1分
【車】
横浜・横須賀道路「朝比奈」I.Cより20分
営業時間 3月~11月:8:30~16:30
12月~2月:8:30~16:00
定休日
入場料 【拝観料・入館料】
大人:500円
小・中学生:200円
市内高齢者:200円(要福寿手帳)
駐車場 なし(近隣に有料パーキングあり)
電話番号 0467-22-0478
公式HP 円覚寺

(5)小田原フラワーガーデン

緑と調和した紫陽花が楽しめる公園

神奈川県小田原市に位置する「小田原フラワーガーデン」は、四季折々の花々が楽しめる植物公園で、特に初夏のあじさいが見頃を迎える6月中旬から下旬にかけて、多くの来園者で賑わいます。

この公園は1995年に開園され、約4.2haの広大な敷地に梅、桜、バラ、花菖蒲、スイレンなど、季節ごとの花々が咲き誇ります。

あじさいは梅園の外周を縁取るように咲き、「こもれびの小道」や「クロッカスの丘」などの散策路では、ガクアジサイやホンアジサイが美しく並びます。

特に、色とりどりのあじさいが織りなす景色は一見の価値あり。

園内には「トロピカルドーム温室」があり、約300種の熱帯・亜熱帯の植物を楽しめるので、雨の日でも快適に過ごせます。

また、「flower shop PICCOLO」では、季節の花苗や雑貨が販売されており、手土産にぴったりなアイテムが見つかるでしょう。

施設名 小田原フラワーガーデン
住所 神奈川県小田原市久野3798-5
アクセス 【電車】
伊豆箱根鉄道大雄山線「飯田岡駅」より徒歩約20分
【車】
小田原厚木道路「小田原東」I.Cより約15分
営業時間 9:00〜17:00
定休日 月曜日(祝日を除く)、祝日直後の平日、年末年始
入場料 無料
駐車場 あり(約150台)
電話番号 0465-34-2814
公式HP 小田原フラワーガーデン

まとめ

関東には、初夏に美しいあじさいを楽しめるスポットがたくさんあります。

定番の名所から静かな穴場スポットまで、どこへ行っても個性豊かな景色が広がり、心を奪われること間違いなし。

あじさいの見頃に合わせて出かければ、花々の美しさに加え、その場所特有の雰囲気やイベントも楽しめます。

色とりどりのあじさいに囲まれながら、自然の美しさを感じてみませんか。

この記事を参考に、関東の紫陽花スポットで季節の風を感じながら、写真映えする美しい風景に出会ってみてください。