【関東】長いジップラインができる場所15選!挑戦する際の注意点も解説

※公開日時点の情報です。

「どうせなら関東で一番長いジップラインに挑戦してみたい」

「友人と全力で盛り上がれる、非日常のレジャーを探してる」

そんな好奇心旺盛なグループに大人気なのが、いまSNSでも注目度急上昇のジップラインです。

風を切って進むスピード感、森の上を駆け抜ける爽快感は、一度味わうとクセになる気持ちよさがあります。

特にロングコースでは、空を飛んでいるような浮遊感と、滑りきった瞬間の達成感が段違い。

動画で流れてくるのを見て、いつかは挑戦してみたいと思っていた方も多いのではないでしょうか。

とはいえ、関東には多くのジップライン施設があるため、どこが最長なのか、初心者でも不安なく楽しめるのか、料金やアクセスはどうかなど、比較するだけでもひと苦労ですよね。

そこで本記事では、関東にあるジップラインの中でも、特に距離が長いジップライン体験施設を15カ所厳選しました。

最大滑走距離、料金、アクセスはもちろん、初心者が気になる安全面のポイントや、挑戦前に知っておきたい注意事項まで、まとめて分かりやすく解説します。

この記事を参考に、好奇心旺盛な友人グループでの週末レジャーを最高の空中散歩で彩りましょう。

1.関東で距離の長いジップラインができる場所15選

関東には、豊かな自然を活かしたジップライン施設が数多くあります。

一概にジップラインと言っても、森林の上を滑走するもの、湖や川の上を横断するもの、広大な牧場を駆け抜けるものなど、ロケーションによって体験できる爽快感はまったく違います。

特に、距離が長ければ長いほど、得られるスピード感や絶景の迫力は増し、スリル満点の空中散歩が楽しめるでしょう。

ここでは、スリルも開放感もたっぷり感じられる長距離コースを備えたジップライン施設を、関東エリアから15カ所厳選してご紹介します。

各スポットの特徴やコースの規模、料金、アクセスのしやすさなどを比較しながら、グループにぴったりの場所を見つけてみてください。

関東で距離の長いジップラインができる場所15選

  1. ムーミンバレーパーク
  2. 秩父ジオグラビティパーク
  3. 水上高原フォレストジップライン
  4. フォレストアドベンチャー・ターザニア
  5. フォレストアドベンチャー・秩父
  6. ツリークロスアドベンチャー
  7. 長井海の手公園ソレイユの丘
  8. フォレストアドベンチャー・小田原
  9. フォレストアドベンチャー・箱根
  10. 那須の森の空中アスレチック NOZARU 
  11. フォレストアドベンチャー・千葉
  12. 那須高原りんどう湖ファミリー牧場「ジップラインKAKKU」
  13. モビリティリゾートもてぎ「森のジップラインムササビ」
  14. フォレストアドベンチャー・つくば
  15. マザー牧場 ファームジップ

(1)ムーミンバレーパーク

宮沢湖を見下ろす湖上ジップで北欧のような非日常体験

埼玉県飯能市・宮沢湖のほとりに広がるムーミンバレーパークは、北欧を思わせる建物や豊かな自然の風景の中で、ムーミンの物語の世界を追体験できるテーマパークです。

ムーミン一家が暮らす「ムーミン屋敷」をはじめ、物語のシーンを追体験できるアトラクションやショー、ムーミン谷の仲間たちとのグリーティング、世界最大級のムーミンショップなど、園内にはファン心をくすぐる仕掛けがたっぷり詰まっています。

そのなかでも、友人同士で訪れるグループに特に人気なのが、湖の上を滑空する「飛行おにのジップラインアドベンチャー」。

原作に登場する「飛行おに」の世界観をテーマにしたアトラクションで、約400mのロングジップを使って壮大な湖面飛行が楽しめます。

しかも、ただ滑るだけでなく、飛行おにの弟子たちと一緒に「ルビーの王様」を探すという物語仕立てのガイドツアー形式になっているのがポイント。

冒険をクリアすると、オリジナルの認定証がもらえるという嬉しい特典付きで、達成感も格別です。

滑空中の写真撮影は難しいものの、出発前の装備姿や、みんなで認定証を掲げた記念ショットはしっかり映えて最高の思い出になるでしょう。

さらに、時期によっては1人ずつの滑空ではなく、2人同時に出発できる「2ラインツアー」が開催されることもあります

タイミングさえ合えば、隣を滑る友人と目を合わせながら湖上を駆け抜けるという特別な体験ができますよ。

ぜひ友人と一緒に童心に帰って、ムーミンの物語の世界観でしか味わえない大冒険を楽しんでくださいね。

施設名 ムーミンバレーパーク
住所 埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス 【電車】
西武線「飯能駅」から路線バスで13分
詳しくはこちら
【車】
圏央道狭山日高I.Cから県道262号線経由約5.4km
圏央道青梅I.Cから県道218号線経由約11km
営業時間 平日:10:00~17:00/土日祝:10:00~18:00
※季節・イベントにより異なる
定休日 不定休
入場料 【1デーパス(前売)】
おとな:3,900円
こども(4歳~高校生以下):1,000円
【1デーパス(当日)】
おとな:4,300円
こども(4歳~高校生以下):1,300円
※季節・イベントにより異なる
詳しくはこちら
駐車場 あり(平日:1,000円/日 休日:1,500円/日)
※平日は2時間まで駐車場料金無料
電話番号 0570-03-1066
公式HP ムーミンバレーパーク

(2)秩父ジオグラビティパーク

荒川渓谷を横断する谷越えジップでスリル満点

埼玉県秩父市の荒川渓谷に位置する秩父ジオグラビティパークは、重力(グラビティ)をテーマにした絶叫系アクティビティパークです。

東京から約1時間半というアクセスでありながら、秩父の大自然の中で究極のスリルとアドレナリン全開の体験が楽しめる場所としてメディアでも話題を集めています。 

特に人気なのが、渓谷を横断するジップライン「キャニオンフライ」。

全長約100m・高さ60m超という迫力のスケールで、渓谷の上を時速約30kmで駆け抜ける爽快体験ができます。

しかも、日本では珍しい往復タイプのジップラインとなっており、行きと帰りで異なる景色を楽しめるのもポイント。

空中に慣れてくると、片手を軽く離して景色を眺める余裕も出てくるので、「やばい」「すごい」と友人と盛り上がりながら、秩父ならではの絶景とスリルをたっぷり共有してみてください。

また、ジップライン以外にも、高さ約50mの吊り橋を渡る「キャニオンウォーク」や、渓谷へダイブする「キャニオンバンジー」など、地形を活かしたアクティビティが勢ぞろい。

吊り橋→ジップライン→スイング/バンジーと段階的にレベルアップする楽しみ方もでき、チャレンジ精神旺盛な友人グループにもぴったりです。

いずれの体験も高品質の安全装備とスタッフのサポート付きなので、初めてでも安心して挑戦できますよ。

施設名 秩父ジオグラビティパーク
住所 埼玉県秩父市荒川贄川730-4
アクセス 【電車・バス】
西武鉄道西武秩父線「西武秩父駅」よりバスで約30分
【車】
関越自動車道花園I.Cより約1時間
中央自動車道甲府昭和I.Cより約2時間30分
営業時間 10:00~17:00
※季節によって変動します
定休日 水曜日、木曜日、ほか不定休
入場料 利用プランによって異なります(詳細はこちら
駐車場 なし(近隣に有料パーキングあり)
電話番号 050‐5305‐6176
公式HP 秩父ジオグラビティパーク

(3)水上高原フォレストジップライン

ブナ林を駆け抜ける連続ジップのツアー型体験

水上高原フォレストジップラインは、群馬県みなかみ町の「水上高原リゾート200」で楽しめる本格アドベンチャーアクティビティです。

全長約1,300m、合計9本ものジップラインが森の中に張り巡らされており、標高1,000mの涼しい林間を滑空しながらスリルと解放感を味わえます。

慣れてきたら後ろ向きや逆さま姿勢に挑戦してみるなど、楽しみ方は自由自在。

途中には丸太渡しや一本ロープの綱渡りといったアスレチックゾーンも設けられているので、森を探検しながら進むわくわく感も同時に楽しめますよ。

特に女子同士で盛り上がるのが、2人で手をつないだまま同時にスタートできる「W(ダブル)ライン」。

友人と「せーの」で飛び出して、横並びで森の中を滑空するドキドキ体験は、最高の思い出になること間違いなしです。

インストラクターがガイドをしながら撮影してくれるので、空中でポーズを決めて映えショットを狙ってみましょう。

なお、こちらのジップラインは空きがあれば当日予約も可能ですが、基本的には事前予約制となっているので、計画が決まったら早めに予約を済ませておくと安心です。

ぜひ、水上高原フォレストジップラインで楽しい思い出を増やしてみてはいかがでしょうか。

施設名 水上高原フォレストジップライン
住所 群馬県利根郡みなかみ町藤原6152‐1 水上高原リゾート200内
アクセス 【電車・バス】
JR上越線「水上駅」よりバスで藤原スキー場バス停下車徒歩約30分
【電車・タクシー】
JR上越線「水上駅」よりタクシーで約30分
JR上越新幹線「上毛高原駅」よりタクシーで約40分
【車】
関越自動車道水上I.Cより約30分
営業時間 【4月25日~11月3日】
①10:00~②13:30~③15:30~
※各回80分プログラム
定休日 7月13日~7月16日、9月13日および14日
入場料 【4~11月】
日帰り:4,500円
水上高原ホテル200宿泊者:4,000円
【8月】
日帰り:5,000円
水上高原ホテル200宿泊者:4,500円
駐車場
電話番号 0278‐75‐2222
公式HP 水上高原フォレストジップライン

(4)フォレストアドベンチャー・ターザニア

並走できるロングジップが爽快

フォレストアドベンチャー・ターザニアは、千葉県の「Sport & Do Resort リソルの森」内にある、フランス生まれの自然共生型アウトドアパークです。

森の木々を最大限に活用したこのパークでは、樹から樹へと空中を移動しながら、自然の中に作られたさまざまなアクティビティに挑戦できます。

魅力は、なんといっても全長445mを約1分間で滑り降りる「ロングジップスライド」。

森の上を猛スピードで滑空する爽快感は、一度体験したら忘れられません。

しかも、このロングジップスライドは二本のケーブルが並行して張られているため、友人と同時スタートして景色を一緒に楽しんだり、どちらが早いか勝負したりと、思う存分盛り上がれます。

さらに、滑るだけでは物足りない人のために用意されたアドベンチャーコースでは、揺れる丸太橋、ネット渡り、ターザンスイングなど、森の高低差と自然を活かした本格アスレチックが満載。

思わず「助けて」と叫びたくなるような難関が次々と登場しますが、友人と声を掛け合いながらクリアしていく達成感は格別ですよ。

ターザニアがあるリソルの森は、宿泊施設や温泉、プールなども揃う大型リゾートなので、アクティビティと合わせて宿泊旅行を計画するのもおすすめです。

ぜひ友人と一緒に思い切り体を動かして、思い出に残る一日を過ごしてみてください。

施設名 フォレストアドベンチャー・ターザニア
住所 千葉県長生郡長柄町味庄東台1067 リソルの森内
アクセス 【電車・バス】
JR外房線「誉田駅」より無料バスで約25分
営業時間 問い合わせが必要です
定休日
入場料 【アドベンチャー&ロングジップスライドコース】
大人(18歳以上):6,000円~/1人
小人(18歳未満):5,500円~/1人

【キャノピーコース】
大人:4,300円~/1人
小人:3,800円~/1人

【ロングジップスライド】
大人・小人:1,500円~/1人

【キッズコース(小学2年生以下対象)】
2,500円~/1人
駐車場 あり
電話番号 0475‐35‐3333
※リソルの森
公式HP フォレストアドベンチャー・ターザニア

(5)フォレストアドベンチャー・秩父

渓谷越えの大スケールコースで達成感抜群

フォレストアドベンチャーの系列施設の一つ、フォレストアドベンチャー・秩父は、埼玉県秩父市の「秩父ミューズパーク・スポーツの森」内にある国内最大級の本格アドベンチャーパークです。

豊かな植林と自然林が混在する森をそのまま活かしたコースが組まれており、木々の間をワイヤーや吊り橋で渡ったり、高所からジップスライドで滑り降りたりと、ダイナミックな空中アスレチックを楽しめます。

特に、谷を超える4本のジップスライドが設置されている点が大きな魅力。

そのなかには、長さ140m、滑走中の最高到達点は20mにもなるという、度肝を抜くロングジップスライドがあり、秩父の渓谷美を空から眺めながら鳥になったような爽快感を味わえます。

友人と一緒に叫びながら滑れば、日頃のストレスも一瞬で吹き飛んでしまうでしょう。

さらに、コースの随所に設置されたアクティビティはどれも難易度が高く、クリアにはそれなりの体力と勇気が必要。

ものによっては、友人と知恵を出し合い、ちょっとしたサポートが必要になる場面もあり、遊びながら自然とチームワークが深まるのもこの施設ならではの醍醐味です。

秩父ミューズパーク内には、他にもカフェやレストラン、温泉などのスポットも充実しているので、アドベンチャー後には秩父の美味しいグルメを楽しんだり、温泉で疲れを癒したりと、一日中遊び尽くしましょう。

施設名 フォレストアドベンチャー・秩父
住所 埼玉県秩父市久那637-2
アクセス 【電車・バス】
西武鉄道西武秩父線「西武秩父駅」よりバスでスポーツの森バス停下車徒歩約1分
【車】
関越自動車道花園I.Cより約45分
圏央道狭山日高I.Cより約45分
営業時間 9:00~日没
※季節によって変動します(詳細はこちら
定休日 不定休
入場料 大人・小人一律:4,000円~
※季節によって変動します
駐車場 あり
電話番号 070-5567-3335
公式HP フォレストアドベンチャー・秩父

(6)ツリークロスアドベンチャー

谷をまたぐダイナミックなジップと空中散歩

ツリークロスアドベンチャーは、神奈川県厚木市・丹沢大山国定公園の豊かな森の中で楽しめる、本格派の空中アスレチック+ジップライン施設です。

ここには全10コース、総延長700m超えのターザンロープやアスレチック要素があり、樹上5〜15mの高さで、ネット渡りや吊り橋、ロープ渡り、ボルダリング、トランポリンなどをクリアしながら進んでいくのが基本スタイル。

各コースの最後には長さ173mのロングジップラインが組まれており、遊びの締めくくりとして爽快な滑空が楽しめます。

森の中を高速で飛び抜ける爽快感は格別で、気分もリフレッシュできること間違いなし。

滑走中の情けない叫び声や、ゴールしたあとの興奮は、あとでみんなで振り返って盛り上がれる鉄板ネタになりますよ。

友人グループで訪れるなら、まずは軽めのコースで体を慣らしつつ、徐々に中級・上級へステップアップするのがおすすめ。

ハードコースのすぐ隣に初心者向けコースがあるため、体力や経験に差があるメンバー同士でも、それぞれのペースで楽しめるでしょう。

全コースを何度でも遊べる1dayフリーパスも用意されているので、アクティブなグループなら朝から夕方までとことん遊び尽くせるはず。

ぜひ次の週末は、友人を誘って森の冒険に飛び込んでみてください。

施設名 ツリークロスアドベンチャー
住所 神奈川県厚木市七沢2758
アクセス 【電車・バス】
小田急電鉄小田原線「本厚木駅」よりバスで広沢寺温泉入口バス停下車徒歩20分
小田急電鉄小田原線「伊勢原駅」よりバスで広沢寺温泉入口バス停下車徒歩20分
【車】
新東名高速道路伊勢原大山I.Cより約7分
営業時間 【2~10月】
平日:10:00~17:00
休日:9:00~17:00
【11~1月】
平日:10:00~16:30
休日:9:00~16:30
定休日 【3~12月】
なし
【1~2月】
平日不定休(※前日の23:00までに予約がない場合には休業)
入場料 【アドベンチャー(AD)コース】
18歳以上:3,800円
17歳以下:2,800円
【アドベンチャー1Dayフリーパス】
18歳以上:5,700円
17歳以下:4,200円
【アスレチックコース(幼児向け)】
子供:700円
付添:700円
駐車場 あり
電話番号 080‐3306‐7738
公式HP ツリークロスアドベンチャー
関東エリアで本格的なアスレチック体験ができる施設をランキング形式で知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

(7)長井海の手公園ソレイユの丘

海風を感じるジップで絶景をひとりじめ

神奈川県横須賀市の西海岸にある長井海の手公園ソレイユの丘は、海と緑に囲まれた広大な敷地を持つ体験型エンターテインメントパークです。

南フランス・プロヴァンス地方をイメージした異国情緒あふれる園内では、「食べる、遊ぶ、泊まる、体験する」のすべてを満喫できるのが大きな特徴です。

注目のジップラインは、園内のボート池を横断する全長約300mの爽快ロングコース。

大型アスレチックの頂上から飛び立ち、相模湾を望む絶景の中へ飛び込むように滑空できます。

晴れた日には富士山や江の島まで見えることもあり、眼下に広がるパノラマに思わず息をのむほど。

高所に慣れていない初心者も、あまりの絶景に「怖いけど飛びたい」と挑戦意欲を掻き立てられるはずです。

アクティブな友人グループなら、大型アスレチック「疾風怒涛の鉄人舞台」にも挑んでみてください。

高さ15mの空中で36種類のアクティビティを攻略していく構成で、大人でも本気になってしまうほど白熱します。

アスレチックでひと汗かいたあとにジップラインで風を切れば、気分も一気にリフレッシュできますよ。

また、駐車場も1,700台と充実しているので、友人と車でわいわい向かうのにもぴったり。

ぜひソレイユの丘で、海風を感じながら思いきり空を駆け抜けてみてください。

施設名 長井海の手公園ソレイユの丘
住所 神奈川県横須賀市長井4丁目
アクセス 【電車】
京浜急行電鉄久里浜線「三崎口駅」より徒歩約45分
【電車・バス】
京浜急行電鉄久里浜線「三崎口駅」よりバスで約20分
京浜急行電鉄久里浜線「三崎口駅」よりバスで漆山バス停下車徒歩約15分
【車】
三浦縦貫道林出口より約4㎞
営業時間 【3~11月】
9:00~18:00
【12~2月】
9:30~17:00
定休日 なし
入場料 無料
※アウトドアの各種料金はこちら
駐車場 あり
電話番号 046-857-2500
公式HP 長井海の手公園ソレイユの丘

(8)フォレストアドベンチャー・小田原

多彩なジップを連続で楽しめる王道コース

フォレストアドベンチャー・小田原は、神奈川県小田原市の「いこいの森」に広がる、本格的な樹上アスレチックパークです。

先にご紹介したフォレストアドベンチャー・秩父やターザニアと同じく、この系列の施設は自然の木々をそのまま活かしたダイナミックなコースが特徴。

小田原のパークは、樹齢300年にもなる杉の大木が点在する森と清らかな渓流が舞台となっており、自然の迫力を全身で感じながらアクティビティを楽しめます。

なかでも盛り上がるのが、13本のジップラインと38のアクティビティで構成された「ジップトリップコース」です。

滑空距離100m超えのロングジップや、高さ18mの谷を往復するジップラインなど、一つひとつが刺激的で、「普通のジップラインじゃ物足りない」というグループでも大満足できるはず。

カメラやスマホなどの持ち込みもOKなので、みんなで動画を撮り合ってSNSにアップすれば、間違いなく盛り上がるでしょう。

このパークは高速道路のインターチェンジから車でわずか3分という好立地で、遠出が難しい友人との週末の計画にもぴったり

ぜひ小田原の雄大な森で、友人と一緒にターザン気分を味わいながら、最高のスリルを体験してみてください。

施設名 フォレストアドベンチャー・小田原
住所 神奈川県小田原市久野4391
アクセス 【電車・バス】
JR東海道本線「小田原駅」よりバスでいこいの森バス停下車徒歩7分
【車】
小田原厚木道路荻窪I.Cより約3分
営業時間
定休日 【1月、2月】
木曜日
入場料 【ジップトリップコース】
大人(18歳以上):4,000円
小人(小学1年生~17歳):4,000円
【キッズコース(45分制)】
小人(小学3年生まで):2,000円
※保護者は無料
駐車場 あり
電話番号 080‐4330‐4030
公式HP フォレストアドベンチャー・小田原

(9)フォレストアドベンチャー・箱根

大人も熱中するジップスライド体験

フォレストアドベンチャー・箱根は、日本有数の温泉観光地である箱根の豊かな森の中に作られた自然共生型アスレチックパークです。

箱根湯本駅から無料シャトルバスでわずか数分という、都心からもアクセスしやすい立地でありながら、本格的な自然体験ができるのが大きな魅力です。

特に、最難関の「アドベンチャーコース」では、樹上のプラットフォームに設置されたターザンスイングや丸太渡り、そして最長120mのロングジップスライドなど、高所のスリルを存分に味わえるアクティビティが盛りだくさん。

時速30kmで森の木々の間をすり抜ける爽快感は、溜まったストレスも一気に吹き飛ばしてくれます。

この他、高さ7mの本格的なクライミングウォールや、森の地形を活かしたパターゴルフなど、友人同士でワイワイ挑戦したくなるコンテンツが勢ぞろい。

ジップラインを終えた後も、みんなで別の遊びに挑戦して、体力と楽しさの限界に挑みましょう。

クライミングは2人同時にチャレンジできるので、友人とのタイムアタック対決で盛り上がるのもおすすめです。

次の休日は、フォレストアドベンチャー・箱根で友人と忘れられない一日を過ごしてみてください。

施設名 フォレストアドベンチャー・箱根
住所 神奈川県足柄下郡箱根町湯本字茶の花749-1
アクセス 【電車・バス】
小田急箱根鉄道線「箱根湯本駅」より無料バスで3分
【車】
小田原厚木道路箱根口I.Cより約10分、箱根湯本駅より箱根登山線ガード下を通り3分
東名高速道路御殿場I.Cより約45分、箱根湯本駅より箱根登山線ガード下を通り3分
営業時間 8:30~15:00
※季節により変動
定休日 不定休
入場料 【アドベンチャーコース】
大人・小人:4,000円

【キャノピーコース】
大人・小人:3,000円

【クリフチャレンジャー】
1,000円/1人

【大型トランポリン】
500円/1グループ
駐車場 あり
電話番号 080‐4219‐2206
公式HP フォレストアドベンチャー・箱根

(10)那須の森の空中アスレチック NOZARU

森を突き抜けるジップで爽快アドベンチャー

那須の森の空中アスレチック NOZARUは、栃木県那須高原にある「那須高原TOWAピュアコテージ」の広大な敷地を活かした、日本最大級の空中アスレチック施設です。

その名の通り、まるで森のノザルになったかのように、地上10mを超える高さの木の上で、さまざまな障害物やアクティビティに挑戦できます。

特に、メインの「ノザルコース」では度胸やバランス感覚が試されるスリリングな障害が次々と登場。

ゆらゆら揺れる足場やロープを進む場面も多く、友人同士で「そこ慎重に」「そのロープ使えるよ」と知恵を出し合いながら進むのが攻略のコツです。

みんなで力を合わせてゴールした時の達成感は格別で、きっと忘れられない思い出になりますよ。

そしてコースには、那須の森を一気に滑り抜ける全長100m超のロングジップラインも組み込まれています

風を切って進む爽快感と、那須の森を空から見渡す開放感はここならでは。

誰が一番スマートに滑れたか、動画を見返して盛り上がるのも楽しい時間になるでしょう。

また、NOZARUは那須ハイランドパークのすぐ隣にあるため、午前中は空中アスレチック、午後は遊園地という欲張りな一日が叶うのも嬉しいポイント。

アクティブに過ごしたい友人グループにぴったりのスポットなので、次の休みにぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

施設名 那須の森の空中アスレチック NOZARU
住所 栃木県那須郡那須町高久乙3375  TOWAピュアコテージ敷地内
アクセス 【電車・バス】
JR東北本線「黒磯駅」よりバスで那須ハイランドパーク行で約60分
【車】
東北自動車道那須I.Cより約20分
営業時間 9:00~17:00
定休日
入場料 【ノザルコース】
大人:4,600円
子ども:3,600円

【子ザルコース】
大人:3,600円
子ども:2,400円
駐車場 あり
電話番号 0287‐78‐2900
公式HP 那須の森の空中アスレチック NOZARU

(11)フォレストアドベンチャー・千葉

里山の上空を滑るロングジップで自然満喫

フォレストアドベンチャー・千葉は、千葉県の泉自然公園内にある樹上アスレチックパークです。

北総台地ならではの起伏ある地形が活かされており、都心から近いにもかかわらず、森の奥深くに来たかのような本格的な自然体験が楽しめます。

ここでは、木々の間に張られたワイヤーや橋、ネット、丸太を進み、最後にジップスライドで一気に滑り降りるアクティビティがメイン。

コースは難易度や高さが異なる「アドベンチャーコース」「キャノピーコース」の2種類があり、メンバーの経験値に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

特にアドベンチャーコースで体験できる、最長120mのロングジップスライドは必見。

森の中を風とともに突き抜ける解放感はクセになる気持ちよさで、鳥になったような気分を味わえます。

せっかくなら友達のスリル満点の表情や、果敢に挑戦する勇姿をカメラに収めてあげましょう。

公園内にはバーベキュー施設も併設されているため、アスレチックで汗を流した後は余韻に浸りながら、みんなでわいわい食事を楽しむのも最高の思い出になりますよ。

施設名 フォレストアドベンチャー・千葉
住所 千葉県千葉市若葉区野呂町108番地 泉自然公園内
アクセス 【電車・バス】
JR総武本線・外房線「千葉駅」よりバスで泉公園入口バス停下車徒歩約15分
営業時間 9:00~15:00
※季節によって変動します
定休日 不定休
入場料 【アドベンチャーコース】
大人・小人:4,000円
【キャノピーコース】
大人・小人:3,000円
駐車場 あり
電話番号 090‐5535‐1230
公式HP フォレストアドベンチャー・千葉

(12)那須高原りんどう湖ファミリー牧場「ジップラインKAKKU」

湖上を往復滑空できるご当地アトラクション

那須高原りんどう湖ファミリー牧場の「ジップライン〜KAKKU〜」は、りんどう湖の上空をワイヤーロープで一直線に滑り抜ける、人気のスカイアクティビティです。

片道約220mという国内でもトップクラスの長さを誇り、空へ飛び出す瞬間のスリルと、湖面へ吸い込まれるような爽快感がたまりません。

眼下にはきらめく湖、周囲には那須高原の緑が広がり、360度すべてが開放感いっぱいの景色です。

しかもKAKKUは往復コースのため、行きと帰りで違う景色が楽しめるのも魅力。

ただし、当日現地予約のみ・各回定員制(約10名)という点に注意が必要です。

受付は定員に達し次第終了してしまうため、挑戦するなら開園直後に窓口へダッシュして予約を確保しておきましょう。

りんどう湖ファミリー牧場には、動物とのふれあい、ボート、ゴーカート、自家製乳製品のグルメなど、ジップライン以外の楽しみも盛りだくさん。

前後の時間も充実させながら、友人グループで1日たっぷり遊べます。

車でのアクセスも便利なので、みんなでドライブを楽しみながら出かけてみてくださいね。

施設名 那須高原りんどう湖ファミリー牧場
住所 群馬県那須郡那須町高久丙414‐2
アクセス 【電車・タクシー】
JR宇都宮線「黒磯駅」よりタクシーで約20分
JR東北新幹線「那須塩原駅」よりタクシーで約40分
【車】
東北自動車道那須I.Cより約10分
東北自動車道那須高原スマートI.Cより約15分
営業時間 季節によって変動します(詳細はこちら
定休日 不定休(詳細はこちら
入場料 【入園料】
大人(中学生以上):1,600円
小学生:800円
3歳~未就学児:800円
シニア割引(65歳以上):1,100円
【エンジョイパス(乗り放題チケット)※入園料が別途必要】
大人:3,300円
小学生:3,300円
3歳~未就学児:3,000円
シニア割引:3,300円
【エンジョイパスセット(入園+乗り放題チケット)】
大人:4,900円
小学生:4,100円
3歳~未就学児:3,800円
シニア割引:4,400円
駐車場 あり
電話番号
公式HP 那須高原りんどう湖ファミリー牧場

(13)モビリティリゾートもてぎ「森のジップラインムササビ」

ガイド同行の樹上ジップツアーで森を渡る

森のジップライン ムササビは、栃木県・茂木町にあるモビリティリゾートもてぎ内の自然豊かな森「ハローウッズ」で楽しめる、樹上アドベンチャーアクティビティです。

ここのジップラインは、ただ滑り降りるだけでなく、専門のガイドさんが同行してくれるツアー形式になっているのが最大の特徴で、森の生態系や季節ごとの見どころをじっくりと学びながら、合計6本・合計滑走距離620m(最長133m)のジップラインと樹上アスレチックを巡れます

一人では見過ごしてしまうような自然の面白さも、ガイドさんの説明を聞きながら友人と「へぇ~」「これ知ってた?」と盛り上がれるのが、グループならではの醍醐味。

体験時間は長めの90分なので、じっくりと森の魅力を堪能できます。

ジップライン滑走中の撮影は禁止されていますが、ツアーの合間やスタート前の準備中に、ハーネスを装着した冒険者っぽい姿を撮り合えば、思い出に残るユニークな記念写真になりますよ。

なお、人気アクティビティのため当日予約制&定員ありという点は要注意。

確実に楽しむためには、朝の静かな時間帯に体験できる宿泊者限定のプログラムを利用するか、開園後すぐに受付を済ませるのがおすすめです。

気の合う友人を誘って、森の空を飛ぶ特別な体験に出かけてみませんか。

施設名 モビリティリゾートもてぎ 森のジップラインムササビ
住所 栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1
アクセス 【電車・タクシー】
真岡線「茂木駅」よりタクシーで約20分
【車】
常磐自動車道「水戸北スマートIC」より約40分
営業時間 10:00~17:00
※曜日・季節により異なります(詳細はこちら
定休日 施設点検のための休業日あり
入場料 【森のジップラインムササビ】
3,500円(パークパスポート対象外)
駐車場 あり
電話番号 0285-64-0001
公式HP モビリティリゾートもてぎ 森のジップラインムササビ

(14)フォレストアドベンチャー・つくば

梅林の上を横断するジップで四季を体感

フォレストアドベンチャー・つくばは、茨城県の筑波山麓に広がる筑波山梅林周辺の市有林を活かした、本格派の樹上アスレチックパークです。

筑波山ならではの起伏を利用したコース設計が魅力で、都心からアクセスしやすい場所とは思えないほどダイナミックな冒険が楽しめます。

最大の見どころは、コースの最後に待ち構える約100mのロングジップスライド。

特に2月下旬から3月にかけては満開の梅林の上空を滑り抜け、眼下には関東平野の大パノラマが広がります。

最初は足がすくむかもしれませんが、滑り終えた瞬間の爽快感と達成感はクセになりますよ。

また、コース内には不安定な吊り橋や丸太渡りなど、挑戦心をくすぐる仕掛けも満載。

普段の生活では味わえない高さに挑みながら、仲間同士で声を掛け合い、助け合い、ゴールした瞬間の達成感を共有すれば、自然とチームワークが深まります。

数々の企業でチームビルディング研修に利用されるというのも納得です。

人気の施設なので、特に週末や連休は早めの予約を済ませておきましょう。

気の合う仲間と一緒に、筑波山の森でスリル満点の冒険を楽しんでくださいね。

施設名 フォレストアドベンチャー・つくば
住所 茨城県つくば市沼田1688
アクセス 【電車・バス】
JR常磐線「土浦駅」よりバスで筑波山神社入口バス停下車徒歩約10分
【車】
常磐自動車道土浦北I.Cより約30分
圏央道つくば中央I.Cより約35分
営業時間 【通常】
9:00~17:00
【夏(7・8月)】
9:00~18:00
【冬(11~2月)】
9:00~16:00
定休日 不定休
入場料 【アドベンチャーコース】
大人・小人:4,000円~
【アドベンチャーコース&エキサイトコース】
大人・小人:5,200円~
【キャノピーコース】
大人・小人:3,000円~

※料金は季節によって変動します
駐車場 なし(近隣に有料パーキングあり)
電話番号 090‐4755‐7800
公式HP フォレストアドベンチャー・つくば

(15)マザー牧場 ファームジップ

山頂から駆け下りる絶景コースで爽快滑走

 

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マザー牧場のファームジップは、千葉県にあるマザー牧場内の高台から、広大な「まきばの空」を一気に滑空する超爽快アトラクションです。

全長は340m(往路190m/復路150m)もあり、九十九谷の雄大な景色やのんびり過ごす羊たちを眼下に眺めながら、鳥になったような気分で空中散歩を楽しめます。

時速は25〜30kmほどと適度なスピードで、ジップライン初心者でも挑戦しやすいのがポイントです。

専用ハーネスとヘルメットを着用し、スタッフが安全管理を徹底してくれるので不安なく楽しめるでしょう。

また、レーンが2本あるため、タイミングが合えば友人と並んでスタートできることも。

もし別々になっても、お互いを撮影し合うなど、楽しみ方はいろいろ工夫できますよ。

また、同じエリアにはより刺激的な「ファームバンジー」も併設されており、勇気ある仲間が挑戦する姿をみんなで応援するのも盛り上がるポイントの一つ

牧場では、名物のひつじの大行進や乳しぼり体験、動物とのふれあいも楽しめるので、アトラクションと組み合わせれば一日中飽きません。

次のお休みは、マザー牧場の絶景を空から楽しみながら、友達と最高の思い出を作ってみてください。

施設名 マザー牧場
住所 千葉県富津市田倉940−3
アクセス 【電車】
「JR君津駅」下車後、マザー牧場行直行バス
「JR佐貫町駅」下車後、路線バス約25分
【車】
君津PAスマートIC(ETC車限定)から約8km
営業時間 季節により変動するため詳しくはこちら
定休日 不定休
入場料 大人(中学生以上):1,500円
小人(4歳~小学6年生):800円
ペット(犬):700円
駐車場 あり
乗用車:1,000円
オートバイ:300円
電話番号 0439-37-3211
公式HP マザー牧場
関東でおすすめのアスレチック施設を他にも知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。

2.距離の長いジップラインに挑戦する際の注意点5つ

関東の長距離ジップライン施設を15カ所紹介してきましたが、どのスポットも迫力満点で、今すぐにでも挑戦したくなったのではないでしょうか。

しかし、最高の体験を安全に楽しむためには、事前準備と当日の心構えが欠かせません。

特に距離の長いコースは、スピードが出やすく、高所での滞空時間も長くなるため、体への負荷や安全意識がより重要になってきます。

ここでは初めてジップラインに挑戦する友人グループでも安心して楽しめるよう、長距離ジップラインに挑戦する際に押さえておきたい注意点を5つ解説します。

どれも基本的なことばかりですので、しっかりと頭に入れて、万全の状態で当日を迎えましょう。

距離の長いジップラインに挑戦する際の注意点5つ

  1. 体調管理は万全か
  2. 安全対策はできているか
  3. 余分なものを身につけていないか
  4. インストラクターの説明を理解したか
  5. 心の準備は整っているか

(1)体調管理は万全か

長距離のジップラインは、体力的には激しい運動ではないものの、高所でのスリルから予想以上に体力や精神力を消耗するものです。

そのため、当日を迎える前に、体調管理を万全にしておくことがとても重要です。

特に、前日に夜更かしをしたり、アルコールが残っていたりすると、高所での緊張感やスピードに体がついていかないことも。

万が一、体調不良を感じたまま挑戦すると、高所で気分が悪くなる可能性もありますし、安全な着地が難しくなる危険性もゼロではありません。

このような事態を避けるためにも、前日はしっかり睡眠をとり、飲酒は控えることをおすすめします。

乗り物酔いが心配な人は、あらかじめ酔い止めを服用しておくと安心でしょう。

そして何より、当日少しでも体調に不安があれば、無理をしないこと。

必ず現地のインストラクターに相談し、グループ内でも声をかけ合いながら、全員がベストなコンディションで挑戦できるよう整えてくださいね。

(2)安全対策はできているか

ジップラインは高所を滑空するアクティビティだからこそ、安全対策が何よりも重要です。

特に距離が長いコースに挑戦する場合は、滑走中の不安を最小限にするためにも、施設がどのような安全措置を講じているのか事前に把握しておくと安心できるでしょう。

基本的にほとんどの施設では、利用者の安全を守るために厳しい基準を設けています。

たとえば、ワイヤーと体をつなぐハーネスや滑車(プーリー)が二重構造になっていて、ワイヤーから外れないような設計になっているか、定期的に機材の点検が行われているか、といった点です。

こうした情報は施設の公式サイトにある「安全への取り組み」や「よくある質問」に掲載されていることが多いので、必ず目を通してみてください。

また設備面だけでなく、利用者に対してどれだけ丁寧な安全講習(ブリーフィング)を行っているかも重要なポイントです。

操作方法や注意点をしっかり説明してくれる施設なら、初心者でも安心してスタートできます。

不安が残る場合は、予約前に直接問い合わせて確認してみるのも良いでしょう。

(3)余分なものを身につけていないか

長距離ジップラインは風を切るスピードが速く、高所を滑走するため、身につけているものが落下したり、危険を及ぼしたりしないよう細心の注意が必要です。

SNS映えする写真を撮りたい気持ちはよく分かりますが、スマホやカメラをポケットに入れっぱなしにしたり、首から下げただけの状態では、途中で落としてしまう可能性があります。

万が一落下しても、見つかる保証はどこにもありません。

一番安全なのは、持ち物はすべてロッカーに預け、手ぶらで挑戦すること。

貴重品はもちろん、ポケットの中に何も入っていないか、出発前に友人同士で確認し合うのがおすすめです。

どうしても滑走中のSNS映え写真を撮りたい場合は、落下防止用のストラップや専用のホルダーを装着し、安全に配慮した上で持ち込みが可能か施設に確認しましょう。

また、ネックレスやイヤリング、腕時計といったアクセサリー類も、滑走中に何かに引っかかったり、破損したりする危険性があるので事前に外しておくようにしてください。

(4)インストラクターの説明を理解したか

長距離ジップラインに挑戦する前には、ほとんどの施設で安全講習(ブリーフィング)の時間が設けられています。

より安全に、そして思いきり楽しむためには、初めての人はもちろん、経験者であってもこの説明をしっかり聞くことが大切です。

施設ごとに細かなルールや操作方法が違うことも多いので、おしゃべりは一旦ストップして、全員で集中して耳を傾けましょう。

講習では、ハーネスの装着方法や飛び出しの姿勢、ブレーキのかけ方、着地の仕方、緊急時の対応など、必要な情報を丁寧に教えてくれます。

特に長距離コースでは、「スピードをどう落とすか」「どのタイミングで止まるか」の理解がとても重要です。

施設によっては自分でブレーキ操作を行うタイプもあれば、自動で減速するタイプもあり、システムの違いを理解していないと安全に滑走できません。

ネットで見た情報や過去の経験に頼るのではなく、その日、その場のインストラクターの説明がすべての基準になります。

「まあ大丈夫だろう」と軽く考えず、疑問が出てきたら遠慮せずにその場で質問し、不安を残さずにスタートしましょう。

(5)心の準備は整っているか

安全対策や体調管理が万全でも、いざスタート台に立つと、その高さに思わず足がすくんでしまうことってありますよね。

特に数百メートル級のロングコースは、滑り出し直前が一番ドキドキする瞬間。

そんな緊張を和らげて最高の体験につなげるためには、心の準備をしておくことが大切です。

おすすめは、事前に行く予定の施設の紹介動画やSNS投稿をチェックしておくこと。

どんな景色の中を滑り、どれくらいのスピード感なのかをイメージとして持っておけば、不安がぐっと減って気持ちにも余裕が生まれます。

友人同士で一緒に動画を見ながら、「この辺りは絶対叫びたい」といったように、楽しみの計画を立てておくのも良いかもしれません。

そしてスタート直前は、難しいことは考えず、「思い切り楽しむぞ」という気持ちに集中してみてください。

スタッフもプロですから、安全を信じて、思いっきり空中に飛び出せば、爽快感に一気に気持ちが解き放たれますよ。

まとめ 

本記事では、関東でも特に長いコースを備えたジップライン体験施設を15カ所ご紹介しました。

ムーミンバレーパークの約400m×湖上滑空をはじめ、フォレストアドベンチャー・ターザニアの約445mスライドなど、圧倒的な距離と絶景を誇るスポットが関東には数多くあります。

長距離ジップラインは、日常では味わえないスピード感と開放感があり、友人との思い出作りにぴったり。

森や湖、牧場といった豊かな自然の中を風を切って滑空すれば、日々のストレスも吹き飛び、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

初めての方でも、体調管理や安全対策といった基本ポイントをしっかり押さえておけば安心して挑戦できます。

この記載を参考に、ぜひとっておきの空中散歩を計画し、SNSで自慢できるような非日常を体験してみてください。

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