埼玉でアートに触れられるおすすめの施設10選!美術館を楽しむポイント

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「埼玉でアートを鑑賞できるおすすめの場所は?」
「埼玉でアートを展示している有名な施設はどこ?」

埼玉でアートを鑑賞したいと思っている方の中には、どの施設に行けばよいのかわからずに困っている方もいるのではないでしょうか。

埼玉には、骨董品や美術品、現代アートに触れることができる美術館・ギャラリーが点在しています。

本記事では、埼玉でアートを鑑賞できるおすすめの施設をご紹介します。

この記事を読めば、埼玉でアート鑑賞をして有意義な時間を過ごすことができますよ。

1.埼玉でアート鑑賞できるおすすめの施設10選

埼玉でアート鑑賞できるおすすめの施設10選

埼玉でアートを鑑賞できる施設はたくさんあります。

今回は、その中でも特におすすめのアートを鑑賞できる施設を10か所ピックアップしました。

埼玉でアート鑑賞できるおすすめの施設

  1. 彩の国さいたま芸術劇場
  2. 山崎美術館
  3. 埼玉県立近代美術館
  4. 川口市立アートギャラリー・アトリア
  5. ハイパーミュージアム飯能(メッツァビレッジ)
  6. うらわ美術館
  7. 川越市立美術館
  8. 河鍋暁斎記念美術館
  9. やまとーあーとみゅーじあむ
  10. ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

順にご紹介します。

(1)彩の国さいたま芸術劇場

彩の国さいたま芸術劇場は、さいたま市中央区にある埼玉県立の複合舞台芸術施設です。

いくつものホールに分かれており、演劇や演奏会などが開催されています。

また、定期的に芸術祭も開催されており、現代アート等の展示が行われるのも特徴です。

カフェテリアでは、シェイクスピア作品ゆかりの植物で整備された庭園を眺めながらゆったりと過ごせます。

美術品だけでなく音楽やダンスなど、総合的な芸術体験ができるスポットであるため、気になる催し物があれば足を運んでみましょう。

施設名 彩の国さいたま芸術劇場
住所 埼玉県さいたま市中央区上峰3‐15‐1
アクセス 【電車】
JR埼京線「与野本町駅」より徒歩7分
【車】
首都高速戸田南出口より新大宮バイパスを北上し上峰交差点を右折約200m
営業時間 【受付時間】
9:00~19:00
定休日 詳細はこちら
入場料 イベントや催し物によって異なります
駐車場 あり
電話番号 048‐858‐5500
公式HP 彩の国さいたま芸術劇場

(2)山崎美術館

山崎美術館は、亀屋本店の一角にある蔵を改装してできた私設美術館です。

和風な作りが特徴で、見上げると見える太い梁は見ごたえがあります。

「亀屋中興の祖」と呼ばれる四代目山崎嘉七の生誕150年を記念した施設で、山崎家に伝わる美術品や工芸品を観賞することが可能です。

川越の蔵造りの町並みの入口付近にあるので、川越を代表する観光地の1つといえます。

風情のある街並みで美術品や工芸品をゆったりと鑑賞したい方におすすめです。

施設名 山崎美術館
住所 埼玉県川越市仲町4‐13
アクセス 【電車】
JR埼京線・東武鉄道東上線「川越駅」より徒歩20分
営業時間 9:30~17:00
定休日 月曜日、木曜日、年末年始(12月27日~1月2日)、展示替期間
入場料 一般:500円
高・大学生:350円
小・中学生:200円
駐車場
電話番号 049‐224‐7114
公式HP 山崎美術館

(3)埼玉県立近代美術館

 

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埼玉県立近代美術館は、北浦和公園内にある美術館です。

特に企画展に定評があり、施設の空間や雰囲気を活かした構成や演出が考えられています。

展示する作品もセンスが良く、観賞する側に意図が伝わりやすい構造です。

現代アートに抵抗や難解さなどのイメージを持つ方も気軽に楽しむことができるため、初心者にもおすすめの美術館と言えるでしょう。

施設名 埼玉県立近代美術館
住所 埼玉県さいたま市浦和区常盤9-30-1
アクセス 【電車】
JR京浜東北線「北浦和駅」より徒歩3分
営業時間 10:00~17:30
定休日 月曜日、年末年始、メンテナンス日
入場料 【入館料】
無料

【観覧料】
MOMASコレクション
一般:200円
大高生:100円
※企画展は企画展ごとに異なります。詳しくは公式HPをご覧ください。
駐車場 なし
電話番号 048‐824‐0111
公式HP 埼玉県立近代美術館

(4)川口市立アートギャラリー・アトリア

川口市立アートギャラリー・アトリアは、川口市にあるアート活動の拠点となる施設です。

貸しギャラリーが用意されており、作品の発表など、さまざまなアート活動の場として日々活用されています。

展覧会やイベントを通じて川口や周辺地域にゆかりのあるアートや作家、アーティストを積極的に紹介しており、アートを通じた交流ができる点が魅力です。

ユニークな企画や親しみやすいアート展示企画もあるため、近くを通りかかったときにふらっと寄ってみてはいかがでしょうか。

施設名 川口市立アートギャラリー・アトリア
住所 埼玉県川口市並木元町1‐76
アクセス 【電車】
JR京浜東北線「川口駅」より徒歩約8分
営業時間 10:00~18:00
定休日 月曜日、年末年始、ほか臨時休館日あり
入場料 展覧会によって異なります(詳細はこちら
駐車場 なし
電話番号 048‐253‐0222
公式HP 川口市立アートギャラリー・アトリア

(5)ハイパーミュージアム飯能(メッツァビレッジ)

ハイパーミュージアム飯能は、2025年3月オープン予定のメッツァビレッジ内にある現代アートを体験できる施設です。

既存発想の美術館ではなく、だれもが想像もつかないようなぶっとんだ感性を生かしたアートを展開していきます。

また、観賞に留まらず、アートを体験できる施設であることも特徴です。

デジタル技術を駆使したミュージアムの新たな可能性を見出し、オンラインでの展示やメタバースの開拓、さらにはARやVRなどを活用したアート体験の時空の拡張を目指します。

館内のスペースだけにこだわらず、野外展示、体験型のワークショッププログラムなどにも挑戦していき、リアルとヴァーチャルを組み合わせたアート体験も提供。

自然とデジタルいう一見すると相反するような2つの価値観を調和させるアート作品に、アーティストたちが積極的に挑戦していきます。

詳しくはこちらをご参照ください。

施設名 ハイパーミュージアム飯能
住所 埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス 【電車・バス】
西武池袋線「飯能駅」下車後、西武池袋線「飯能駅北口」1番乗場より「メッツァ」行き直通バス(国際興業・西武バス・イーグルバス運行)及び「メッツァ経由武蔵高萩駅」行き路線バス(イーグルバス運行)、メッツァ停留所下車
【車の場合】
圏央道狭山日高インターチェンジから県道262号線経由約5.4km
圏央道青梅インターチェンジから県道218号線経由約11km
営業時間 10:00~17:00
※入館は閉館の 30 分前まで
定休日 不定休
入場料 【前売りチケット】
大人:1,000円
小人(4歳~高校生):500円
【当日チケット】
大人:1,200円
小人(4歳~高校生):700円
駐車場 あり
電話番号 0570-03-1066
公式HP ハイパーミュージアム飯能

(6)うらわ美術館

 

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うらわ美術館は、2000年春にオープンした本を中心に展示している美術館です。

「浦和画家」「浦和絵描き」と呼ばれる地域にゆかりのある美術家たちの優れた作品や関連する国内外の作品を収集・保存、研究、展示しています。

アーティストによって制作された本や本をテーマにした作品等を紹介しているのが特徴です。

地域に根差した積極的な活動をしているので、さいたま市の文化に興味のある方におすすめします。

施設名 うらわ美術館
住所 埼玉県さいたま市浦和区仲町2丁目5番1号 浦和センチュリーシティー3階
アクセス 【電車】
JR京浜東北線・高崎線・宇都宮線「浦和駅」より徒歩7分
【車】
首都高速道路5号池袋線・埼玉大宮線浦和南出口より4㎞
東北自動車道浦和出口より9㎞
営業時間 【日、火~木】
10:00~17:00
【金・土】
10:00~20:00
定休日 月曜日、年末年始
※展示替えなどによる臨時休館日あり
入場料 展覧会によって異なります
駐車場 あり
電話番号 048‐827‐3215
公式HP うらわ美術館

(7)川越市立美術館

 

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川越市立美術館は、川越市の川越城二の丸跡に建設された美術館です。

川越にゆかりのある作家の作品を中心に展示しており、アートになじみのない人でも気楽に楽しめる展示室が常設されています。

視覚障害者も美術を鑑賞できるタッチアートコーナーが併設されているのも特徴です。

土曜日は、アートの体験活動を通して美術を学べるイベントも開催されています。

施設名 川越市立美術館
住所 埼玉県川越市郭町2丁目30番地1
アクセス 【電車・バス】
JR埼京線・東武鉄道東上線「川越駅」よりバスで博物館前バス停下車徒歩すぐ
西武鉄道新宿線「本川越駅」よりバスで川越市役所前バス停下車徒歩5分
【車】
関越自動車道川越I.Cより約20分
圏央道川島I.Cより約20分
営業時間 9:00~17:00
定休日 月曜日、年末年始(12月29日~1月3日)
入場料 【常設展】
一般:200円
大学生・高校生:100円
中学生以下:無料
【特別展】
展覧会ごとに異なります
駐車場 あり
電話番号 049‐228‐8080
公式HP 川越市立美術館

(8)河鍋暁斎記念美術館

 

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河鍋暁斎記念美術館は、狩野派絵師・河鍋暁斎の画業を伝えるために開館した美術館です。

暁斎や娘の暁翠、一門の肉筆画・版画・版本、下絵・画稿類など約3000点を所蔵しています。

館長の自宅を改装した小さな美術館で常設展はなく、2か月毎にテーマを替えて企画展・特別展を開催しているのが特徴です。

併設されているショップで、図録や復刻本、関連書籍、オリジナルグッズなどを購入することもできます。

施設名 河鍋暁斎記念美術館
住所 埼玉県蕨市南町4‐36‐4
アクセス 【電車】
JR京浜東北線「西川口駅」より徒歩約20分
【電車・バス】
JR京浜東北線「蕨駅」よりバスで河鍋暁斎記念美術館前バス停下車徒歩すぐ
JR埼京線「戸田公園駅」よりバスでカリン通りバス停下車徒歩2分
営業時間 10:00~16:00
定休日 火曜日、木曜日、毎月26日~末日、年末年始
入場料 【企画展】
一般:500円
高校生・大学生:400円
小・中学生:200円
65歳以上:400円
【特別展】
一般:600円
高校生・大学生:500円
小・中学生:300円
65歳以上:500円

※小学生未満は無料
駐車場 あり
電話番号 048‐441‐9780
公式HP 河鍋暁斎記念美術館

(9)やまとーあーとみゅーじあむ

 

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やまとーあーとみゅーじあむは、埼玉の観光名所の1つである羊山公園内にある美術館です。

棟方志功の作品群が展示の中心で、質・量ともに日本有数の評価を受けています。

日本だけでなく世界的にもファンが多く、各地から多くの人が訪れている人気施設です。

油絵からキャリアをスタートさせた棟方志功の木版画には、従来の木版画にはない躍動感や自然の美しさを感じ取ることができるでしょう。

自然に囲まれた落ち着いた空間で、心行くまでまったりと観賞することができます。

施設名 やまとーあーとみゅーじあむ
住所 埼玉県秩父市大宮6175‐1 羊山公園内
アクセス 【電車】
西武鉄道西武秩父線「横瀬駅」より徒歩15分
秩父鉄道秩父本線「秩父駅」より徒歩20分
【車】
関越自動車道花園I.Cより30分
営業時間 10:00~16:00
定休日 火曜日、冬季休館期間
入場料 一般:700円
高校・大学生:500円
小・中学生:300円
駐車場
電話番号 0494‐22‐8822
公式HP やまとーあーとみゅーじあむ

(10)ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館は、氷川神社近くにあるシンプルな箱型の外観が特徴の美術館です。

洋画家の故三栖右嗣氏の作品を展示しており、凹凸の屋根によって生命力が溢れる空間になっています。

写実的な油絵は「現代リアリズムの巨匠」とも呼ばれた故三栖氏の特徴でもあり、美しくも温かさを感じることができるものばかりです。

展示室に加えて、カフェやラウンジも併設されており、歩き疲れたときにゆっくりと休憩することも可能です。

周辺には観光名所がたくさんあるので、観光や散策の立ち寄りスポットとしてもおすすめします。

施設名 ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館
住所 埼玉県川越市氷川町109‐1
アクセス 【電車・バス】
JR川越線・東武鉄道東上線「川越駅」よりバスで川越氷川神社前バス停下車徒歩約1分
西武鉄道新宿線「本川越駅」よりバスで氷川神社前バス停下車徒歩約1分
【車】
関越自動車道川越I.Cより国道245号氷川町交差点左折
営業時間 10:00~17:00
定休日 月曜日、年末年始
入場料 大人:300円
高・大学生:200円
中学生以下:無料
駐車場 あり
電話番号 049‐223‐9511
公式HP ヤオコー川越美術館 三栖右嗣記念館

2.美術館を楽しむポイント

美術館を楽しむポイント

美術館をより楽しむためにいくつかのポイントがあります。

主なポイントは以下のとおりです。

美術館を楽しむポイント

  1. アートに対して感想を抱く
  2. 作者の意図を考える
  3. 日常とのつながりを連想する

順にご紹介します。

(1)アートに対して感想を抱く

アートを見るときは、作品1つ1つの感想を抱くようにしましょう。

作品には作者の想いやメッセージが込められており、直感的に思うことがあるはずです。

作品に対して自分がどのように感じたかを大切にすることで、作品の説明を読んだときの印象が強くなります。

アートは感性が大事なので、自分がどう感じたかを考えるようにしましょう。

(2)作者の意図を考える

作品に対してどう感じたかだけではなく、作者の意図を考えることもポイントです。

観賞する側としてどう感じるかも大切ですが、作者が何を伝えようとしているのか考えることで、作品に対する想いも深くなります。

直感的にアートを楽しんだ後は、表現技法やモチーフなどをじっくりと観察し、作者の意図や思いに肉薄する時間を楽しみましょう。

(3)日常とのつながりを連想する

自身の日常とのつながりがないか考えることで、作品に対する感じ方が変わります。

作者も人なので、作品に対して思わぬところで共感できる部分があるかもしれません。

たとえば、何気ない風景画にも作者の哲学や鑑賞する人の人生観につながる要素が隠されていることもあります。

自身の日常とのつながりを感じることができれば、その作品が身近なものに感じられて、心地よく観賞することができます。

まとめ

埼玉にはアートを観賞できる美術館がたくさんあり、本記事では、特におすすめの施設を10か所ご紹介しました。

美術館によって展示している内容が異なり、館長等のこだわりを感じることができます。

骨董品や美術品など、歴史や文化に触れることができるものから抽象的な現代アートまで、それぞれに楽しむ要素やポイントがあります。

作品1つ1つに作者の想いが込められており、何らかのメッセージが込められているので、自身の感性を大切にしながらゆっくり観賞してみましょう。