【コーヒー編】香りが導く、2つの居場所。駿河台大学の学生が描く、飯能の新旧コーヒー物語

※公開日時点の情報です。

■詳細:【コーヒー編】香りが導く、2つの居場所

一杯のコーヒーに、熱い想いを込めて。
今回の動画では、飯能の「今」と「歴史」を感じていただくため、二つの名店を選びました。
一つは、フィンランド発・新しい文化を届ける「ロバーツコーヒー」代表の熊谷さん。
もう一つは、街なかで愛され続ける老舗純喫茶「コーヒー苑」三代目の沙希さんです。
二人のインタビューで浮き彫りになる、新しい挑戦と守り抜く伝統。
それぞれの譲れないこだわりや、未来への想いとは?
作り手の物語を知れば、いつものコーヒーがもっと美味しく感じるはず。
ぜひコメントで感想を教えてください!

今回ご紹介したお店
■ ロバーツコーヒー メッツァビレッジ店
公式サイト:https://metsa-hanno.com/place/210/

■ コーヒー苑
食べログ:https://tabelog.com/saitama/A1106/A110603/11018585/?msockid=3fe08dc6b6ad6f831d0d9885b7d76e29

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【駿河台大学×フィンテックグローバル株式会社・株式会社メッツァ】
産学連携プロジェクトについて

本プロジェクトは、駿河台大学メディア情報学部の学生たちが、飯能市のまだ知られていない魅力を学生ならではの視点で発信する「映像制作プロジェクト」です。
フィールドワークを通じてメッツァビレッジをはじめとする飯能市の魅力を掘り起こし、映像として可視化することで地域活性化への貢献を目指します。

【関連リンク】
・学校法人 駿河台大学
https://www.surugadai.ac.jp/

・フィンテックグローバル株式会社
https://www.fgi.co.jp/

・株式会社メッツァ(「メッツァビレッジ」運営)
https://metsa-hanno.com/metsa/

<協力>
飯能市、飯能商工会議所、一般社団法人 奥むさし飯能観光協会、株式会社埼玉りそな銀行、西武鉄道株式会社、飯能信用金庫
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画面越しに、ふわり。
芳醇なコーヒーの香りが漂ってきそうではありませんか?

冒頭にご覧いただいた映像は、駿河台大学メディア情報学部の学生たちが制作した、飯能のコーヒー文化をテーマにしたドキュメンタリー作品です。

飯能の地に根付く、北欧発の「新しい文化」と、街なかで愛され続ける「守り抜く伝統」。
この対照的な2つの名店を、学生たちの瑞々しい感性と視点で切り取りました。
一杯のコーヒーに込められた物語を、ここから少し深掘りしてご紹介します。

1. 動画に登場した「2つの居場所」とは

映像の中で、学生たちがカメラを向けたのは、飯能という街が持つ「二つの顔」を象徴するような名店でした。

一つは、豊かな自然に囲まれたメッツァビレッジで、フィンランドの風を感じさせる「ロバーツコーヒー」
もう一つは、飯能の街なかで64年もの間、人々の憩いの場であり続けてきた老舗純喫茶「コーヒー苑」

「フィンランド直輸入のフレッシュな味わい」と「サイフォンが奏でるコポコポという音」。
ロケーションも歴史も全く異なる二つのお店ですが、共通していたのは、一杯のコーヒーに注ぐ情熱と、そこを訪れる人々への温かい眼差しでした。

映像内で語られたそれぞれの物語とこだわりを、ここから詳しく紐解いていきましょう。

(1)ロバーツコーヒー

湖畔で味わう、フィンランドNo.1カフェの「鮮度」と「情熱」

宮沢湖の穏やかな水面を望むメッツァビレッジ。そこに店を構えるのが、フィンランドで最も愛されているカフェチェーン「ロバーツコーヒー」です。

動画の中で「ロバーツコーヒーの味に感動し、直接メールを送ったことが全ての始まりだった」と語るのは、ロバーツコーヒーの熊谷社長。
熊谷社長が何よりもこだわっているのは、現地の空気感まで閉じ込めたような「鮮度」です。
フィンランドで焙煎された豆をすぐに空輸し、フレッシュな状態で提供する。そこには、「美味しいコーヒーで、立ち止まってゆっくりする時間を作ってほしい」という強い願いが込められています。

湖畔の風を感じながら飲む一杯は、まさに飯能に吹き込んだ新しいコーヒー文化の象徴です。

(2)コーヒー苑

コポコポという音と共に。64年の歴史を継ぐ純喫茶の灯

 

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メッツァから少し離れ、飯能の街なかへ。

商店街の一角に佇むのが、昭和37年(1962年)創業の老舗純喫茶「コーヒー苑」です。

「祖母が始め、母が守り、私が受け継ぎました」そう語るのは、三代目店主の沙希さん。
平成生まれの彼女が守り抜いているのは、創業当時から変わらない「サイフォン式」での抽出です。
ガラスの器具の中で湯が踊り、高い温度で香りを引き出すその様子は、視覚的にも楽しめる極上のエンターテインメント。

64年という長い月日の中で、地元の人々の憩いの場として愛され続けてきたこの場所。
「70周年に向けて頑張りたい」と語る沙希さんの言葉からは、レトロな空間を次世代へ繋いでいくという静かなる決意が感じられます。

2. 制作の裏側:学生×プロフェッショナルの挑戦

本作品は、駿河台大学との「産学連携プロジェクト」の一環として制作されました。
制作の中核を担ったのは、リーダーの糟屋 太陽さんを中心としたメディア情報学部の学生チームと、映像制作のプロフェッショナルである斎賀 和彦教授です。

彼らが目指したのは、単なるお店紹介動画ではありません。
そこにいる人と、紡がれる物語を撮る
そのテーマを共有し、チーム全員でカット割りや演出を練り上げ、撮影現場では互いに声を掛け合いながら一切の妥協なく制作に挑みました。

特にこだわったのは、画面越しにコーヒーの香りを伝えるための「シズル感」「音」です。
逆光を利用して捉えた、カップから立ち上る繊細な「湯気」。
サイフォンの中で湯が沸くコポコポという音や、静寂の中でコーヒーが注がれる澄んだ音。

糟屋さんがリーダーシップを発揮して現場をまとめ上げ、斎賀先生の技術指導のもと、学生たちが力を合わせることで、まるで一本の映画のような情緒あふれる映像作品が誕生しました。

3. 学園祭「駿輝祭」での発表

2025年10月、駿河台大学の学園祭「駿輝祭(しゅんきさい)」にて、本プロジェクトの中間発表会が開催されました。

会場には、株式会社メッツァの望月社長をはじめ、指導にあたった斎賀先生など、多くの学生や来場者が集まりました。
緊張した面持ちの糟屋さんら制作チームが見守る中、大型スクリーンでコーヒー編が初公開されると、会場は静まり返り、映像の世界観に引き込まれていきました。

上映後のトークセッションでは、斎賀先生から「学生ならではの視点で、飯能の魅力が美しく切り取られている」との評価をいただき、学生チームにも安堵の表情が。
学生、教員、そして地元企業のトップが一堂に会し、映像を通して「飯能の未来」を語り合ったこの日。

会場からの温かい拍手は、学生たちの努力が報われた瞬間でもありました。

4.まとめ

物語を知れば、いつもの一杯がもっと特別になる。

映像を見終わった後、無性に温かいコーヒーが飲みたくなったのではないでしょうか。

一杯のコーヒーの向こう側にある、作り手の情熱と、積み重ねられた歴史。
それを知ってから味わうコーヒーは、きっと今までよりも深く、優しい味がするはずです。

湖畔で新しい風を感じるか、レトロな空間で思い出に浸るか。
次の休日は、この動画をガイドブック代わりに、あなただけの居場所を探しに飯能へ足を運んでみてください。
香り高い二つの名店が、あなたを待っています。

📍 今回ご紹介したお店

  • ロバーツコーヒー メッツァビレッジ店
  • コーヒー苑

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▼本プロジェクトについて
【駿河台大学×フィンテックグローバル・メッツァ 産学連携プロジェクト】
本プロジェクトは、駿河台大学メディア情報学部の学生たちが、映像制作を通じて飯能市の魅力を発信するプロジェクトです。

  • 指導教員: 斎賀 和彦(メディア情報学部長)、高田 昌裕(助教授)
  • 協力: 飯能市、飯能商工会議所、奥むさし飯能観光協会、埼玉りそな銀行、西武鉄道、飯能信用金庫
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