8月の祭り15選!花火大会から伝統祭りまで夏を彩るイベント特集

※公開日時点の情報です。

「2025年の8月、どんな祭りがあるのか知りたい」

「旅行や帰省のついでに、地域の祭りも楽しみたい」

夏本番の8月は、各地で華やかな花火大会や伝統的な夏祭りが開催される季節です。

夜空を彩る大輪の花火や、浴衣で歩く屋台のにぎわい、音楽や踊りに包まれる夜の景色は、非日常を味わいたい夏のおでかけにぴったり。

とはいえ、どこで・いつ開催されるのか、小さな子ども連れでも楽しめるのかなど、情報を整理するのは少し手間がかかるものです。

そこで本記事では、2025年8月に開催される全国のお祭りから15の注目イベントを厳選しました。

カップルで訪れたい花火大会や、親子で思い出を作れる地域色豊かな夏祭りまで、日程や開催地、見どころをわかりやすくまとめてご紹介します。

1.カップルで行きたい!8月の祭りで楽しむ花火・光の演出イベント5選

夜風に吹かれながら、きらめく花火や幻想的な光の演出を眺める夏の夜。

そんな時間は、カップルにとって忘れられない思い出になるはずです。

2025年8月は、全国各地で趣向を凝らした花火大会や光のイベントが開催されます。

ロマンチックな演出に包まれながら、屋台グルメを味わったり、浴衣姿で写真を撮ったりと、夏ならではの楽しみ方も満載。

人気の大会は混雑やアクセスも気になるところですが、事前に情報を押さえておけば安心です。

ここでは、カップルで行くからこそ楽しめる、花火や光の演出が美しいイベントを5つ厳選してご紹介します。

カップルにおすすめの花火・光の演出イベント5選

  1. 長岡まつり大花火大会
  2. メッツァの北欧花火2025
  3. ムーミン谷の湖上花火大会
  4. 洞爺湖ロングラン花火大会
  5. 2025久里浜ペリー祭

(1)長岡まつり大花火大会

日本三大花火大会の圧倒的なスケール

日本三大花火大会のひとつとして名高い「長岡まつり大花火大会」は、2025年も8月2日・3日に新潟県長岡市で開催予定です。

信濃川の広大な河川敷を舞台に、約2万発(2日合計)の花火が夜空と川面を華やかに染め上げます。

なかでも全長約2kmにもおよぶ超特大スターマイン「フェニックス」は圧巻の一言。

音楽に合わせて一斉に打ち上がる大輪の花々に、言葉を失うほどの感動を覚えることでしょう。

花火の背景には、1945年の長岡空襲によって犠牲になった人々への慰霊や、復興の願いが込められており、その精神も含めて多くの人々に支持されています。

なお、観覧には必ず有料席のチケットが必要で、ペアシートやイス席など種類もさまざま。屋台を楽しみながら早めに会場入りすれば、夕暮れからの雰囲気も満喫できます。

浴衣姿で並んで屋台を巡ったり、夜空を見上げて一緒に感動を共有したり、カップルで訪れるにはぴったりの花火大会です。

施設名 長岡まつり大花火大会
住所 新潟県長岡市長生橋下流信濃川河川敷
アクセス 【電車】
JR信越本線「長岡駅」より徒歩30分
【車】
関越自動車道「長岡」ICより20分
営業時間 8月2日(土)、8月3日(日)
※両日とも19:20~21:10
定休日
入場料 観覧席により異なります(詳細はこちら
駐車場 公式駐車場は完全予約制
電話番号 0570-00-8283
公式HP 長岡まつり大花火大会

8月に開催される花火大会について、さらに詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にご覧ください。

(2)メッツァの北欧花火2025

北欧の世界観と花火の美しいコラボレーション

 

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埼玉・飯能のメッツァビレッジで開催される「メッツァの北欧花火2025」は、8月2日、10日〜12日、16日の各日19:40から約15分間、北欧の音楽と鮮やかな花火が湖畔を彩る夏限定のイベントです。

北欧8カ国の大使館が推薦する民族音楽やポップスに合わせて、各国の国旗をモチーフにしたカラフルな花火が次々と打ち上がり、音と光がリンクする華やかな演出に引き込まれるでしょう。

立ち見での無料観覧もできますが、カップルで訪れるならペア専用の桟橋観覧席もおすすめ。

全14区画の特別シートとして湖面のすぐそばに設けられており、頭上に広がる花火の迫力を間近で体感できます。

また、敷地内には北欧風のレストランや雑貨ショップもあり、特別な思い出作りにぴったりの場所です。

湖面に映る花火と共に、北欧カルチャーを感じる特別な夜をカップルで満喫してみてはいかがでしょうか。

「メッツァの北欧花火2025」の開催日程や詳細については、こちらをご覧ください。

施設名 メッツァの北欧花火2025
住所 埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス 【電車・バス】
西武線「飯能駅」よりバスで13分
営業時間 7月 12日、19日、20日、26日
8月 2日、10日、11日、12日、16日
9月 13日、14日、20日、21日
7月8月は19:40~ 9月は19:00~(約15分間)
定休日
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 0570-03-1066
公式HP メッツァの北欧花火2025

(3)ムーミン谷の湖上花火大会

湖面に映る幻想的な花火ショー

埼玉県飯能市のムーミンバレーパークでは、2025年7月5日〜9月28日の期間に「ムーミン谷の湖上花火大会」が開催されます。

この花火大会は、オリジナル音楽と連動した光と色のショーが特徴。

静かな水面に映る花火のきらめきと、リズムに合わせて変化する演出がとても幻想的です。

なかでも8月9日は「ムーミンの日」限定の特別バージョン。

ムーミンファンはもちろん、初めて訪れる人も楽しめる内容になっています。

おすすめの観覧スポットは、水浴び小屋付近です。

夕暮れ前に入園して散策やディナーを楽しんだあと、並んで花火を見上げれば、ふたりだけの夏の記憶として心に残ることでしょう。

この夏は、ムーミンの物語の世界に包まれながら、五感で楽しむ花火を体験してみませんか。

「ムーミン谷の湖上花火大会」の開催日程や詳細については、こちらをご覧ください。

施設名 ムーミン谷の湖上花火大会~夏 2025
住所 埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス 【電車】
西武線「飯能駅」から路線バスで13分
詳しくはこちら
【車】
圏央道狭山日高I.Cから県道262号線経由約5.4km
圏央道青梅I.Cから県道218号線経由約11km
営業時間 ■7月開催予定日時
19:40~:5日(土)12日(土)19日(土)20日(日)21日(月・祝)26日(土)27日(日)28日(月)29日(火)30日(水)31日(木)
■8月開催予定日時 ※8月9日(土)は「ムーミンの日記念 花火大会 2025」を開催予定
19:00~:30日(土)31日(日)
19:40~:1日(金)~24日(日)
■9月開催予定日時
18:30~:27日(土)28日(日)
19:00~:6日(土)7日(日)13日(土)14日(日)15日(月・祝)20日(土)21(日)22日(月)23(火・祝)
定休日 不定休
入場料 【1デーパス(前売)】
おとな:3,900円
こども(4歳~高校生以下):1,000円
【1デーパス(当日)】
おとな:4,300円
こども(4歳~高校生以下):1,300円
※季節・イベントにより異なる
詳しくはこちら
駐車場 あり(平日:1,000円/日 休日:1,500円/日)
※平日は2時間まで駐車場料金無料
電話番号 0570-03-1066
公式HP ムーミン谷の湖上花火大会~夏 2025

8月のイベントも検討したい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

(4)洞爺湖ロングラン花火大会

毎日開催される贅沢な花火体験

北海道・洞爺湖温泉街を舞台に開催される「洞爺湖ロングラン花火大会」は、2025年で44回目を迎えるロングシーズンの花火イベントです。

20時45分から約20分間、湖の上に約450発が次々と打ち上がります。

夜空に咲く色とりどりの花火と、その光が湖面にゆらめくように映る光景が、ロマンチックな雰囲気を演出します。

そして、音の余韻が静かな湖に響き渡る瞬間は、胸にぐっとくる美しさです。

観覧船に乗れば、水の上からゆったりと眺めることができ、忘れがたい夏の思い出になるでしょう。

また、温泉旅館や湖畔のホテルでは、露天風呂に浸かりながら花火を楽しめるプランもあり、記念日旅行や初めての遠出デートにもぴったりです。

天候によっては中止になることもあるので、出かける前には天気のチェックをお忘れなく。

今年の夏は、洞爺湖の夜空を彩る花火を見に行きませんか。

施設名 洞爺湖ロングラン花火大会
住所 北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉
アクセス 【電車】
JR室蘭本線「洞爺湖駅」よりタクシーで約15分
営業時間 20:45~21:05(2025年4月28日~10月31日の連日)
定休日
入場料
駐車場 あり(無料)
電話番号 0142-75-2446(洞爺湖温泉観光協会)
公式HP 洞爺湖ロングラン花火大会

9月に開催される花火大会について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

(5)2025久里浜ペリー祭

海辺に咲く大輪の花火と幻想的な夏の夜

青い海と歴史の街が舞台となる「久里浜ペリー祭」は、横須賀の夏を代表する人気イベントです。

開催日には19時30分から約30分にわたり、7,000発もの花火が海辺の夜空を埋め尽くします。

波音をBGMに、視界いっぱいに広がるスターマインの迫力は圧巻。

潮風に吹かれながら眺めるその景色は、カップルで訪れるからこそ心に残る体験です。

日中は「ペリー上陸記念式典」や「よこすか開国バザール」なども開催されており、1日を通して楽しめるのも魅力のひとつ。

有料観覧席を確保すれば、混雑を避けて特等席から鑑賞できます。

特別な夜を久里浜でぜひ過ごしてみてください。

施設名 久里浜ペリー祭
住所 横須賀市久里浜7-15(久里浜海岸付近)
アクセス 【電車】
京浜急行「京急久里浜駅」より約5分
営業時間 2025年 8月2日(土)10:00~20:00
定休日
入場料 観覧席によって異なります(詳細はこちら
駐車場 なし
電話番号 046-834-1111(久里浜行政センター内久里浜観光協会事務局)
公式HP 久里浜ペリー祭

2.親子で夏の思い出づくり!8月の祭り10選

夏休みが始まると、子どもと一緒にどこへ出かけようかと悩む家庭も多いのではないでしょうか。

なかでも「夏らしい体験をさせてあげたい」「思い出に残るイベントに参加したい」と考えるなら、全国各地で開催される8月のお祭りがぴったりです。

踊りに参加したり、山車を見上げたり、屋台を巡ったりと、親子で一緒に楽しめるポイントがたくさん詰まっています。

ここでは、親子で行って楽しい、にぎやかで温かみのあるお祭りを10カ所ご紹介します。

親子で楽しめる8月の祭り10選

  1. 青森ねぶた祭
  2. 秋田竿燈まつり
  3. 山形花笠まつり
  4. 高知よさこい祭り
  5. 徳島阿波おどり
  6. 吉田の火祭り
  7. 安城七夕まつり
  8. 郡上おどり
  9. 姫島盆踊り
  10. 稲武まつり

(1)青森ねぶた祭

巨大なねぶたと熱狂的な跳人で盛り上がる東北の代表的祭り

東北三大祭りのひとつ「青森ねぶた祭」は、毎年8月2日から7日まで開催される大規模な伝統祭りです。

高さ5mを超える巨大な人形ねぶたが、リズムに乗せて街を練り歩く姿は大迫力。

特に2日・3日には「子どもねぶた」の運行もあり、親子で間近に見て楽しめるチャンスです。

掛け声を響かせながら跳ねる「ハネト」と呼ばれる踊り手たちの姿は、会場をより一層盛り上げてくれます。

さらに、最終日には海上運行や約1万1,000発の花火大会も行われ、フィナーレまで見ごたえたっぷり

跳人(はねと)として飛び入り参加も可能で、衣装をレンタルすれば家族一緒に祭りへ加わることもできます。

迫力・熱気・参加体験の三拍子そろった夏祭りを、今年は家族みんなで楽しんでみてはいかがでしょうか。

施設名 青森ねぶた祭
住所 青森県青森市(市内中心部)
アクセス 【電車】
JR「青森駅」より約10分
【車】
青森自動車道「青森中央」ICより約15分
営業時間 8月2日~3日:19:00~
8月4日~6日:18:45~
8月7日:13:00~、19:15~21:00頃 
定休日
入場料
駐車場
電話番号 017-723-7211
公式HP 青森ねぶた祭

(2)秋田竿燈まつり

竹竿に提灯を吊るした技と美の競演

秋田竿燈まつりは、約270年の歴史を持つ伝統行事で、毎年8月3日〜6日に秋田市の竿燈大通りで開催されます。

高さ12m・重さ50kgにもなる竹竿に最大46個の提灯を吊るし、額や肩、腰の上にのせて操るのは、代々技を受け継いできた職人たち。

手のひらで静かに支える「流し」、額にのせて広げる「額」、腰で支える「腰」など、多彩な妙技が次々と繰り広げられます。

笛と太鼓の音に包まれながら、掛け声「ドッコイショー、ドッコイショ」が響けば、会場の熱気も最高潮に。

秋田駅前ではミニチュア竿燈の体験コーナーもあり、子どもも本物さながらの技を体感できます。

夜には屋台村でグルメも楽しめるので、家族みんなで1日中満喫できること間違いなし。

今年の夏は、秋田の夜を優しく照らす伝統の光を、ぜひその目で確かめてみませんか。

施設名 秋田竿燈まつり
住所 秋田県秋田市山王1-1-1(秋田市竿燈大通り)
アクセス 【電車】
「秋田駅」より約15分
【車】
関越自動車道「所沢」ICより約15分
営業時間 8月3~6日(夜本番):19:15~20:30
8月4~6日(昼竿燈):9:00~15:40(8月6日は9:20~15:00)
定休日
入場料
駐車場 あり(無料)
電話番号 018-888-5602
公式HP 秋田竿燈まつり

(3)山形花笠まつり

華やかな花笠と踊りで魅せる山形の夏祭り

「ヤッショ、マカショ」の元気な掛け声とともに、太鼓の音が街に響きわたる、そんな夏の風物詩が、山形県を代表する祭り「山形花笠まつり」です。

毎年8月5日~7日の3日間、市内の目抜き通りに1万人を超える踊り手が集い、華やかな衣装と花笠をまとって練り歩く大パレードが繰り広げられます。

踊り手たちが手にするのは、山形県の県花・紅花(べにばな)をあしらった「花笠」。

その花笠を高く掲げて踊る姿は圧巻で、子どもたちの目も思わずくぎづけになります。

さらにこのお祭りは、見て楽しむだけでなく、親子で気軽に踊りの体験ができる「自由参加コーナー」を毎日2回実施。

1回目の「オープニング花笠輪踊りコーナー」で先生のお手本を見ながら楽しく練習、2回目の「飛び入りコーナー」では、ミス花笠が先導する列の最後尾に合流して、親子で本番さながらの雰囲気を味わえます。

浴衣を着て親子で参加すれば、きっと忘れられない夏の思い出になりますよ。

夏休みの思い出に、踊って、見て、声を出して、家族で熱い夜を満喫してみてください。

施設名 山形花笠まつり
住所 山形市の中心市街地(本町〜文翔館前の約1.2km)
アクセス 【電車】
JR「山形駅」より約10分
【車】
山形自動車道「山形蔵王」ICより約10分(山形駅方面)
営業時間 【2025年8月5日・6日・7日】
18:00〜21:45頃
定休日
入場料
駐車場 あり(有料)
電話番号 023-642-8753
公式HP 山形花笠まつり

(4)高知よさこい祭り

エネルギッシュな踊りと鳴子の音が響く祭典

高知の夏を熱く彩る「よさこい祭り」は、毎年8月9日〜12日に開催されるエネルギッシュなダンスフェスティバルです。

約200チーム・1万8000人の踊り子が鳴子を鳴らしながら街を踊り歩き、17カ所の演舞場で迫力あるパフォーマンスを披露します。 

伝統的なよさこい節に現代音楽がミックスされた自由な表現が特徴で、チームごとに個性あふれる衣装や振付も見どころ

思わず手をたたきたくなるようなリズムに、子どもも大人もワクワクしっぱなしでしょう。

親子で楽しむなら演舞場めぐりもおすすめです。

場所によって雰囲気が異なるため、いくつかの会場をまわりながらお気に入りのチームを見つけてみるのも楽しい時間になりますよ。

また、祭りの幕開けとなる「前夜祭」では、地元学生たちが踊りを披露する「土佐学生よさこい大会」や、歴代受賞チームによる演舞など、見応えたっぷりのステージが目白押し。

夏休みの思い出づくりに、家族で元気をもらえる「高知よさこい祭り」に出かけてみてはいかがでしょうか。

施設名 高知よさこい祭り
住所 高知県高知市(追手筋本部競演場ほか全17会場)
アクセス 【電車】
JR「高知駅」より15分
【車】
高知自動車道「高知」ICより県道384号経由6km(10分)
営業時間 2025年8月9日(前夜祭):11:00~21:00
2025年8月10日・11日(本番):11:00~21:30
2025年8月12日(後夜祭、全国大会):12:30~22:00
定休日
入場料 無料(桟敷席は有料)
駐車場 なし
電話番号 088-875-1178 (よさこい祭振興会)
公式HP 高知よさこい祭り

ほかにも、花火や夏祭りなど、8月に楽しめるイベントを知りたい方は、こちらの記事もあわせて参考にしてみてくださいね。

(5)徳島阿波おどり

日本最大級の盆踊り

徳島の夏といえば、400年を超える伝統を誇る「阿波おどり」。

毎年8月11日から15日まで、徳島市中が「ヤットサー」の掛け声とともに、笛や太鼓が鳴り響く熱狂の5日間に染まります。

この祭りの最大の魅力は、誰でも気軽に「にわか連」として飛び入り参加できるところ。

親子で浴衣や法被(はっぴ)を着て、太鼓や笛の音に合わせて一緒に手と足を動かせば、祭りの一部に溶け込んだ気分になれます。

踊りには「男踊り」の豪快で自由な動きと、「女踊り」のしなやかで品のあるステップがあり、どちらのリズムも子どもから大人まで見入ってしまう美しさがあります。

さらに、それを支える鳴り物隊(太鼓・篠笛・鉦など)は、祭り空間をエネルギッシュに演出し、子どもたちの五感すべてが歓喜に包まれるでしょう。

「踊る阿呆゙に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃソンソン」。この声に誘われて、飛び込めば、夏の思い出にずっと刻まれますよ。

施設名 徳島阿波おどり
住所 JR徳島駅を中心に複数箇所
※会場ごとに異なります(詳細はこちら
アクセス 【電車】
JR「徳島駅」より徒歩15分
【車】
徳島自動車道「徳島」ICより国道11号経由7km
営業時間 2025年8月11日~8月15日(各日程の時間詳細はこちら
定休日
入場料 前売券あり(詳細はこちら
駐車場 あり
電話番号 088-678-5181 (阿波おどり未来へつなぐ実行委員会事務局)
公式HP 徳島阿波おどり

(6)吉田の火祭り

松明の炎が夜空を焦がす迫力満点の火の祭り

山梨県富士吉田市で毎年8月26日・27日に行われる「吉田の火祭り」は、日本三奇祭のひとつに数えられる伝統的な夏祭りです。

富士山の噴火を鎮める願いを込めて450年以上続いてきた行事で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

初日の「鎮火祭」では、口本宮冨士浅間神社と諏訪神社を中心に、高さ3mほどの大松明が70〜100本、街道沿いにずらりと並び一斉に点火されます。

富士山のふもとに広がる町が炎に包まれる光景は迫力と熱気に満ちており、子どもも目を見張るような体験になるでしょう。

翌日27日には、二基の神輿が地域を巡り、夕方から夜にかけて北口本宮冨士浅間神社に戻ってきます。

そのころには、地元の人々がすすきを手に神輿のあとを続き、祭りは最高潮に。

見物客もその輪に巻き込まれ、会場全体が熱気に包まれます。

親子で一緒に大松明の点火を眺めたり、伝統衣装に身を包んだ神輿の行列を追いかけたりと、五感で楽しめる瞬間が盛りだくさん。

夏の終わりに、火と人々のエネルギーが織りなすこの壮観な2日間を、ぜひ家族で体験してみてください。

施設名 吉田の火祭り
住所 富士吉田市上吉田5558(北口本宮冨士浅間神社ほか)
アクセス 【電車】
富士急行「富士山駅」より徒歩5分
【車】
中央自動車道「河口湖」ICより国道139号経由2km(10分)
営業時間 8月26日:14:30~22:00
8月27日:13:15~19:00
定休日
入場料
駐車場 あり(無料)
電話番号 0555-22-0221(北口本宮冨士浅間神社)
公式HP 吉田の火祭り

(7)安城七夕まつり

色とりどりの竹飾りが街を彩る華やかな七夕祭り

安城七夕まつりは、1954年に市民発信で始まった、愛知県安城市の夏を代表するイベントです。

毎年8月の第1金曜から日曜にかけて、JR安城駅周辺の商店街が歩行者天国に変わり、約2kmにわたってカラフルな竹飾りが空を彩ります。

仙台・平塚と並び「日本三大七夕まつり」のひとつに数えられ、「願いごと、日本一。」をテーマに、短冊やキャンドル、風鈴など、願いを込めるイベントが全国最多規模で展開。

親子で短冊に願いを書いて飾ったり、キャンドルに願いを込めたりと、子どもと一緒に心に残る体験ができます。

さらに、お祭りの楽しみといえばやっぱり屋台。

安城七夕まつりの屋台は、焼きそばやかき氷といった定番はもちろん、地元の人気店が出店する本格グルメまでずらりと並びます

なかでも「安城グルメ横丁」では、市内の名物料理を屋台スタイルで味わえるとあって、家族連れにも大人気。

今年の夏は、家族みんなで安城七夕まつりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

施設名 安城七夕まつり
住所 JR安城駅周辺市街地一帯
アクセス 【電車】
JR東海道本線「安城駅」
名鉄名古屋本線「新安城駅」よりバスで約20分
【車】
東名高速道路「岡崎」ICより約30分
東名高速道路「豊田」ICより約40分
営業時間 8月1日:12:00~21:00
8月2日:10:00~21:00
8月3日:10:00~20:30
※各種イベントのタイムスケジュールはこちら
定休日
入場料 無料
駐車場 あり(有料)
電話番号 0566-71-2235(安城七夕まつり協賛会 事務局 安城市商工課)
公式HP 安城七夕まつり

(8)郡上おどり

夜通し踊り続ける長い盆踊り

岐阜県・郡上市で毎年7月中旬から9月上旬にかけて繰り広げられる「郡上おどり」は、400年以上の歴史を誇る日本三大盆踊りのひとつ。

10種の伝統的な踊りが夜ごとに城下町を舞台に開催され、総勢約30万人が参加する大規模なお祭りです。

特にお盆期間にあたる8月13日〜16日は、夜20時から翌朝5時まで夢中で踊り続ける「徹夜おどり」が名物。

浴衣でも普段着でもOK、ルールもなく踊りはとてもシンプルなので、子どもでも見よう見まねですぐに参加できます。

三味線や太鼓、笛の生演奏に合わせて体を動かすだけで、自然と笑顔がこぼれるはず。

祭りの雰囲気にのまれて、普段は恥ずかしがり屋な子どもも夢中になるかもしれません。

家族で思いきり踊って笑って、夏の思い出をつくるなら、郡上おどりは最高の舞台です。

施設名 郡上おどり
住所 岐阜県郡上市八幡町(新町~橋本町、本町)
アクセス 【電車】
長良川鉄道「郡上八幡駅」より徒歩20分
【車】
東海北陸自動車道「郡上八幡」ICより国道156号経由2km(10分)
営業時間 【7月12日〜9月6日(徹夜おどりは、8月13~16日の4日間)】
平日・日曜日:20:00~22:30
土曜日:20:00~23:00
定休日
入場料 無料
駐車場 あり(有料)
電話番号 0575-67-1808 (郡上おどり運営委員会)
公式HP 郡上おどり

(9)姫島盆踊り

島全体が一体となって楽しむアットホームな盆踊り

 

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大分県の離島・姫島で毎年お盆の時期に行われる「姫島盆踊り」は、鎌倉時代から続く念仏踊りがルーツの伝統行事で、国の選択無形民俗文化財にも指定されています。

8月14日〜15日の2日間、島内7カ所の「盆坪」で踊りが繰り広げられ、島の人口が一気に数倍になるほど賑わいます。

夜になると約280人の踊り手が登場し、「キツネ踊り」「アヤ踊り」「銭太鼓」など、16種類の踊りを披露。

なかでも人気なのが「キツネ踊り」で、白く顔を塗った子どもたちがしっぽを揺らしながら可愛らしく舞う姿に、客席からは笑顔と拍手がこぼれます。

さらに、地元の若者たちによる創作踊りも見どころのひとつ。

年ごとに変わるユニークな振り付けや衣装には遊び心が詰まっていて、子どもも飽きずに楽しめますよ。

ご家族で姫島に渡って、ぜひ踊りの輪に加わってみてください。

施設名 姫島盆踊り
住所 大分県東国東郡姫島村(フェリー広場と各地区の盆坪)
アクセス 【電車】
JR日豊線「宇佐駅」よりバスで1時間10分、フェリーで20分
営業時間 19:00~21:00(2025年8月14日・15日)
定休日
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 0978-87-2279 (姫島村水産・観光商工課)
公式HP 姫島盆踊り

(10)稲武まつり

山あいの町が熱気に包まれる、心踊る夏の祭典

 

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愛知県豊田市・稲武地区の夏を彩る「稲武まつり」は、毎年8月15日にどんぐり工房前の駐車場で開催される、地域最大の夏イベントです。

地元の人も観光客も一体になった雰囲気を味わえるのが、このお祭りの楽しみ。

祭りが始まると、桑原町・武節町・稲武町それぞれの自慢の廻り太鼓が鳴り響き、自然と手踊りの輪が広がっていきます。

太鼓のリズムに合わせて手をたたき、足を踏み出すうちに、気づけば子どもも大人も立派な踊り手に。

浴衣を着て一緒に踊れば、家族の夏の思い出になること間違いなしです。

そして夜のクライマックスを飾るのが、大迫力の打ち上げ花火

花火玉の製造で全国的にも知られる「アルプス煙火」が手がける尺玉が、夜空に次々と大輪を咲かせ、会場中に歓声が響きわたります。

金魚すくい、かき氷、たこ焼きといった屋台も並び、子どもたちのワクワクが止まりません。

夏の思い出を親子でつくるなら、ぜひ稲武まつりに足を運んでみてくださいね。

施設名 稲武まつり
住所 愛知県豊田市武節町ソト田(どんぐり工房前駐車場
アクセス 【電車】
名古屋鉄道「豊田市駅」よりバスでどんぐりの湯前停留所下車、徒歩すぐ
【車】
東海環状自動車道「豊田勘八」ICより約50分
営業時間 18:00~20:10(2025年8月15日)
定休日
入場料 無料
駐車場 あり
電話番号 0565-77-6283 稲武まつり実行委員会(いなぶ観光協会内)
公式HP 稲武まつり

まとめ

2025年8月に開催される全国の祭りは、花火大会や伝統行事、地域色あふれる盆踊りなど、バリエーション豊かに揃っています。

カップルでロマンチックな夜を過ごしたい方には、湖畔や海辺で開催される幻想的な花火大会がぴったり。

親子で夏の思い出を作りたい方には、体験型の踊りや屋台が楽しめる地元密着のお祭りがおすすめです。

いずれも、その土地ならではの雰囲気や演出が魅力で、旅先や帰省先のスケジュールに合わせて楽しめるものばかり。

気になる祭りがあれば、日程やアクセス、観覧方法を事前にチェックしておくと安心です。

この夏は、いつもより少し足をのばして、思い出に残るお祭り体験をしてみてはいかがでしょうか。

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