大人が楽しめる秋のお出かけスポット12選!季節の彩りを感じて出かけよう
※公開日時点の情報です。
「静かに秋を感じられる大人のお出かけ先を見つけたい」
「人混みを避けて、自然や美しい景色をゆっくり楽しみたい」
感性豊かで上質な時間を大切にするカップルや夫婦にとって、秋はまさに旅のベストシーズン。
赤や黄色に染まる山々を眺めたり、澄んだ空気のなかで歴史に思いを馳せたりする時間は、心をリセットし、気分をリフレッシュさせてくれるでしょう。
とはいえ、テレビや雑誌で紹介される有名な観光地は、どうしても人が集中しがち。
せっかくのリフレッシュの時間が、かえって疲労の原因になってしまっては元も子もないですよね。
そこで本記事では、落ち着いた時間を大切にしたい大人カップル・夫婦に向けて、秋の自然や文化をじっくり堪能できる関東・関西のおすすめスポットを12カ所厳選してご紹介します。
今年の秋は、二人だけの特別な旅を計画し、心ゆくまで季節の彩りを感じましょう。
1.大人のための秋のお出かけはどこへ行く?目的別おすすめの楽しみ方4選

せっかくの秋のお出かけ、ただ有名な場所に行くだけでは、少し物足りないと感じていませんか。
大人にとって大切なのは、場所の知名度よりも「そこで何を体験し、どんな気持ちになれるか」でしょう。
日常を忘れさせてくれるような非日常的な感動や、心が洗われるような静けさこそが、最も贅沢な時間になります。
ここでは、二人の感性を満たす秋のお出かけの楽しみ方を4つのテーマに分けてご紹介します。
二人の「こんな秋を過ごしたい」というイメージに合うテーマを見つけて、心に残る上質な休日を計画してみてください。
(1)紅葉の絶景スポットを楽しむ
秋のお出かけの醍醐味といえば、やはり鮮やかに色づく紅葉の絶景に尽きるのではないでしょうか。
特に大人カップルや夫婦の旅では、ただ色づいた木々を眺めるだけでなく、その場所が持つスケール感や奥行きまでじっくり味わいたいものですよね。
山全体が赤や黄色に染まるダイナミックなパノラマや、澄み切った空の青とのコントラストが際立つスポットを訪れれば、自然の雄大さに思わず息をのむはず。
上質な紅葉鑑賞は、日々の忙しさで凝り固まったふたりの心をそっと解きほぐし、穏やかで豊かな気持ちを取り戻させてくれるでしょう。
絶景スポットの多くは郊外にあり、移動には時間がかかるかもしれませんが、そのぶん到着したときの感動は計り知れません。
また、紅葉狩りというと山を思い浮かべがちですが、静かで風情ある水辺のスポットを探してみるのもおすすめです。
早朝の霧がかった幻想的な風景、静かな水面に映り込む「逆さ紅葉」、夜の闇に浮かび上がる壮麗なライトアップなど、時間帯や気象条件によって表情を変える絶景を狙ってみましょう。
特に水面に映る「逆さ紅葉」は、現実離れした美しさで、深い感動が押し寄せてくること間違いなしです。
壮大な自然の芸術を前に、二人の感性が満たされる秋の休日を過ごしてくださいね。
(2)史跡と紅葉で文化の秋を味わう
自然美だけでなく、歴史的な重みや静寂に触れたい大人カップル・夫婦のお出かけには、史跡や歴史的な建物がある場所での紅葉鑑賞がふさわしいでしょう。
古い寺院や城跡などでは、長い年月を経てきた建造物のシックな雰囲気と、色鮮やかな木々が見事なコントラストを描きます。
このような場所では、歴史の深さを感じながら、手を取り合ってゆったりと庭園の散策を楽しめるのが魅力です。
特に、早朝や閉園間際の静かな時間帯を選べば、落ち着いた雰囲気の中で、二人だけの特別な時間を過ごせます。
苔むした石段や、細部まで手入れの行き届いた庭園を眺めれば、心に穏やかな安らぎが満ちてくるでしょう。
また、史跡の周辺には、伝統的なお菓子や上質な茶葉を扱う老舗のお店が見つかるかもしれません。
地元の食文化に触れることで、その土地の歴史をより深く知ることができます。
ぜひ古(いにしえ)の足跡が残る場所で、静かに秋の趣を感じる、心豊かな休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
(3)滝や渓谷で自然のダイナミズムを体感する
秋の自然を五感で深く感じたいなら、滝や渓谷へのお出かけはいかがでしょうか。
水が絶え間なく流れ落ちる音や、冷たい風が運んでくるマイナスイオンは、都会の日常で疲れた心を心地よくリフレッシュさせてくれるでしょう。
渓谷沿いの散策路を歩けば、清らかな水面や荒々しい岩肌と、上から覆いかぶさるような紅葉のコントラストを間近で体感できます。
木々の赤や黄色、そして岩の力強いグレー、水の透明感が織りなす景色は、目に焼き付くほどの美しさ。
特に、川沿いをゆっくりと歩き、全身で深呼吸をすれば、心身ともに活力がみなぎってくるのを感じるはずですよ。
また遊歩道が整備された渓谷を選べば、手軽に散策を楽しめるほか、場所によってはカヌーやボートなどのアクティビティを体験することも可能です。
二人の体力に合わせたハイキングコースを選び、自然の奥深さに触れる特別な秋の一日を過ごしてみてください。
(4)テーマパーク&レイクサイドで非日常の秋イベントを楽しむ
秋のお出かけで、刺激的な非日常感と季節感を同時に味わいたいなら、趣向を凝らした秋のイベントを開催しているテーマパークや、静かな湖畔にあるリゾート施設へ繰り出しましょう。
大規模なテーマパークでは、ハロウィンや収穫祭など、この季節限定の特別な装飾やフードが次々に登場し、二人の気分を盛り上げてくれます。
夜間にはライトアップやイルミネーションが行われることも多く、昼間とは全く違う幻想的な景色を楽しめるのもたまりません。
一方で、ゆったりとした上質な時間を求めるなら、静かな湖畔にある施設を訪れるのもおすすめ。
水辺は空気の澄んだ秋になると、穏やかな表情を見せてくれます。
レイクサイドの施設なら、水面に映る夕焼けや色づいた木々を眺めながら、優雅な時間を過ごせます。
静かな湖畔でボートに乗ったり、テラス席で上質なコーヒーを楽しんだりする時間は、最高の気分転換になること間違いなし。
写真映えも抜群なので、思い出をきれいに残したいお二人にぴったりです。
普段とは違うロケーションで、特別な秋の一日をロマンチックに演出してみてください。
2.【関東】大人カップルにおすすめの秋のお出かけスポット7選!

前章では、紅葉・文化・自然・非日常といったテーマで、秋のお出かけの楽しみ方をご紹介しました。
ここからは、そのテーマに沿って、大人カップルの感性を満たしてくれる関東エリアのおすすめスポットを7カ所厳選してご紹介します。
どのスポットも、都心から日帰りまたは一泊で訪れやすく、落ち着いた雰囲気の中で上質な時間を過ごせる場所ばかり。
ドライブで絶景を楽しめるロケーションや、歴史の趣を感じられる名所、のんびりリラックスできる非日常空間など、さまざまなスポットをピックアップしているので、ぜひ二人の秋の休日にぴったりのスポットを見つけてみてください。
(1)いろは坂
色づく山々を眺めながら紅葉ドライブを満喫
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栃木県日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶいろは坂は、日本の道100選にも選ばれている全長15.8kmの山岳観光道路です。
急カーブが連続する特徴的な道で、「い」から「ん」までの48文字にちなんでカーブが48箇所あることからこの名がつけられました(現在は28箇所)。
この道は、四季折々の絶景を楽しめるドライブコースとして知られています。
いろは坂は、ふもとから中禅寺湖まで標高差が約440mもあるため、紅葉の見頃が上と下で異なり、緑から黄色、そして鮮やかな赤へと移り変わるダイナミックな紅葉のグラデーションを車窓から楽しめるのが最大のポイント。
カーブを越えるたびに表情を変える壮大な紅葉の景色は、二人の旅にロマンスと感動をたっぷりと注ぎ込んでくれます。
二人だけのベストショットを探しながらドライブする時間は、何年経っても色褪せない素敵な思い出になるでしょう。
坂を上りきった中禅寺湖畔にはかつて外国の大使館が置かれていた公園など、静かで趣のあるスポットが点在し、テラスからは紅葉に囲まれた中禅寺湖を眺めながら、二人で静かにコーヒーを味わうなど、大人の上質な時間を過ごせますよ。
今年の秋は、このロマンチックないろは坂を二人でゆっくりと走り抜け、心に残る最高の紅葉デートを満喫してみませんか?
施設名
いろは坂
住所
栃木県日光市中宮祠
アクセス
【電車・バス】
JR「日光駅」・東武日光線「東武日光駅」より中禅寺温泉または湯元温泉行き東武バスで約40分
【車】
日光宇都宮道路「清滝」ICより奥日光方面へ約20分
営業時間
ー
定休日
ー
入場料
ー
駐車場
あり
電話番号
0288-22-1525(日光市観光協会)
公式HP
いろは坂
(2)西武園ゆうえんち
昭和レトロな街並みで秋の一日をのんびり過ごす
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埼玉県所沢市にある西武園ゆうえんちは、1960年代の昭和の熱気を再現した、没入型のレトロ・エンターテイメントパークです。
一歩足を踏み入れると、そこは高度経済成長期真っただ中の、エネルギーに満ちた「夕日の丘商店街」。
威勢のいい店主や個性豊かな住人たちによる予測不能なライブ・パフォーマンスが突如始まり、ゲストを巻き込んでお祭り騒ぎを繰り広げます。
ここでは、昭和の時代の物価で商店街グルメを楽しむといった、ユニークな体験も。
昭和世代の夫婦やカップルなら、「昔はこうだった、ああだった」と、懐かしいフード片手にとことん盛り上がれるでしょう。
さらにこの時期、園内のガーデンエリアでは「秋のバラフェスタ」が開催されます。
「心がきゅんとなる」をテーマに咲き誇る秋バラに囲まれた空間は、デートにぴったり。
特に、体験型フォトスポット「想いの鐘」では、幸福の鐘を鳴らし、良縁を願ってリボンを結ぶことができるので、カップルや夫婦なら行かない手はありませんね。
ぜひ秋の良き日に、時を超えたロマンチックなデートを二人で満喫してみませんか。
施設名
西武園ゆうえんち
住所
埼玉県所沢市山口2964
アクセス
【電車】
西武鉄道山口線「西武園ゆうえんち駅」より徒歩すぐ
営業時間
10:00~19:00
※季節によって変動します(詳細はこちら)
定休日
詳細はこちら
入場料
【1日レヂャー切符】
大人(中学生以上):4,900円
小人(3歳以上):3,600円
駐車場
あり
電話番号
04-2929-5354
公式HP
西武園ゆうえんち
(3)メッツァビレッジ
湖畔の森で北欧気分を味わう秋のリラックス旅
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埼玉県飯能市の宮沢湖畔に広がるメッツァビレッジは、北欧のライフスタイルをテーマにした入場無料の複合施設です。
湖と森に囲まれた抜群のロケーションが魅力で、ここに来れば心がすっとほどけていくような心地よさに包まれるでしょう。
施設内には北欧ブランドの雑貨や工芸品を扱うおしゃれなマーケット、北欧グルメを楽しめるカフェやレストランが充実しており、自然と文化を体験できる、大人のためのリラックス空間となっています。
秋になると、湖畔や周囲の山々の木々が赤や黄色に色づき始め、メッツァビレッジ全体が美しい紅葉に包まれます。
宮沢湖の水面に映る紅葉は幻想的な趣があり、手をつないで遊歩道をのんびり歩いたり、北欧デザインのベンチからその景色を眺めたりするだけで、心が満たされるのを感じるはず。
北欧料理や地元食材を使ったカフェやレストランのテラス席を選べば、湖畔の景色を独占することも。
特に秋の味覚を楽しみながら、二人でワインやビールで乾杯する時間は優雅なひとときとなるでしょう。
周辺には、日帰り利用ができる温泉施設もあるので、散策で心地よく疲れた体を、夜景や星空を眺めながら温泉で癒やすといった至福の過ごし方もおすすめです。
静かに二人の時間を楽しみたい大人カップルは、ぜひ足を運んでみてください。
施設名
メッツァビレッジ
住所
埼玉県飯能市宮沢327-6
アクセス
【電車】
西武線「飯能駅」から路線バスで13分
(詳しくはこちら)
【車】
圏央道狭山日高I.Cから県道262号線経由約5.4km
圏央道青梅I.Cから県道218号線経由約11km
営業時間
平日:10:00~18:00
土日祝:10:00~19:00
※季節・イベントにより変動あり
定休日
不定休
入場料
無料
※一部有料コンテンツあり
駐車場
あり
電話番号
0570-03-1066
公式HP
メッツァビレッジ
埼玉で秋のお出かけを楽しめるスポットをもっと知りたい方は、こちらの記事もあわせてチェックしてみてくださいね。
(4)水元公園
水辺に映る紅葉を眺めながら穏やかな時間を楽しむ
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東京都葛飾区にある水元公園は、都内では珍しい「水郷(すいごう)」の景観を持つ、東京23区最大規模の都立公園です。
小合溜(こあいため)という広大な用水池に沿って造られており、園内には水辺に強い樹木や水生植物が豊かに育っています。
秋になると、公園の主役「メタセコイアの森」が本領を発揮。
およそ1,500本ものメタセコイアが一斉にレンガ色に染まり、大地が光を帯びたような圧巻の風景が広がります。
澄んだ秋空のもと、水面に映る整然と並ぶ木々の姿はため息が出るほど美しく、カップルにとって最高の癒しポイントになるでしょう。
カップルで訪れるなら、園内の芝生広場や水辺のベンチで、秋の味覚を詰め込んだお弁当を広げてピクニックするのもおすすめ。
落ち葉を踏みしめながら、ゆったりと流れる時間は、何気ないけれどかけがえのないデートとなりますよ。
都会の真ん中にありながら、これほどのスケールと静けさを持つ自然公園はなかなかありません。
遠出をしなくても、非日常感あふれる絶景を体験できる手軽さが、忙しい大人カップルにはうれしいですね。
秋の一日をゆっくり過ごす大人のデートに、ぜひ訪れてみてください。
施設名
水元公園
住所
東京都葛飾区水元公園3-1
アクセス
【電車・バス】
JR常磐線「金町駅」・京成金町線「京成金町駅」より京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)で水元公園バス停下車徒歩7分
営業時間
24時間
定休日
なし
入場料
無料
駐車場
あり
電話番号
03-3608-5194
公式HP
水元公園
(5)高尾山
紅葉のトンネルを歩きながら自然のパワーを感じる
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東京都心からわずか1時間ほどの場所にある高尾山は、「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で最高ランクの三ツ星を獲得した、世界的に見ても貴重な自然の宝庫です。
標高は599mと手軽に登れる高さでありながら、その魅力は尽きません。
秋が深まると、高尾山は一年で最も華やかな表情を見せます。
イロハモミジやドウダンツツジなどが山全体を鮮やかな赤や黄金色に染め上げ、山麓から山頂まで紅葉のグラデーションが続く様子は圧巻。
特にケーブルカーやリフトから見下ろす「紅葉のトンネル」は感動必至でしょう。
ここでは体力に合わせて選べる登山コースや、ケーブルカー・リフトなどのアクセス手段が整っているので、体力差のあるカップルでも心配いりません。
アクティブ派の二人は歩いて登山を楽しんでもいいですし、リフトに乗ってロマンチックな空中散歩を満喫するのもおすすめですよ。
自然と癒やし、ロマンチックな時間を一度に楽しめる高尾山。
忙しい毎日にひと息つきたい大人のカップル・夫婦こそ、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
施設名
高尾山
住所
東京都八王子市高尾町2177
アクセス
【車】圏央道高尾山I.Cより20号経由で約3分
営業時間
ー
定休日
ー
入場料
ー
駐車場
あり(有料)
電話番号
042-661-1115
公式HP
高尾山
(6)回顧の滝
黄金色の渓谷に包まれる静かな絶景スポット
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栃木県那須塩原市にある回顧の滝(みかえりのたき)は、塩原渓谷を代表する美しい景勝地です。
その名の通り「去る旅人が(あまりの美しさに)振り返らずにいられない」と言われるほどの絶景を誇ります。
秋が深まると、塩原渓谷全体が燃えるような赤や黄金色に染まり、モミジやカエデの錦秋の色彩が、落差約53mから流れ落ちる「水晶のすだれ」のような白い滝筋と見事なコントラストを描き出します。
この劇的な景色を楽しむハイライトは、全長100mもの「回顧の吊橋」を渡ること。
二人で手を取り合いながら渡る瞬間は、少しスリルもあり、まさに心が通い合う体験です。橋を渡りきった先にある展望台からは、紅葉に包まれた滝の全景を一望でき、自然の壮大さと二人の時間の尊さを同時に感じられるはず。
また、このエリアは塩原温泉郷の一角でもあり、紅葉散策で冷えた体を極上の温泉で温められるのも大人旅の醍醐味。
滝の美しさを前にして、これまでの二人の歩みに思いを馳せたり、温泉旅館でゆったりと秋の夜長を過ごしたりと、心身ともにリフレッシュできる贅沢な時間が過ごせますよ。
この秋、大切な人と静かな感動を味わいに訪れてみませんか。
施設名
回顧の滝
住所
栃木県那須塩原市塩原字東山国有林
アクセス
【バス】
「西那須野駅」よりJRバスで「もみじ谷大吊橋」下車、徒歩10分
営業時間
ー
定休日
ー
入場料
ー
駐車場
あり(無料)
電話番号
0287-32-2914(那須塩原市塩原支所産業観光建設課)
公式HP
回顧の滝
(7)華厳の滝
迫力ある滝と紅葉のコントラストに心を奪われる
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栃木県日光市にそびえる華厳の滝(けごんのたき)は、那智の滝・袋田の滝と並ぶ「日本三大名瀑」の一つ。
高さ97mもの断崖から中禅寺湖の水が一気に流れ落ちる光景は、まさに大自然の迫力そのものです。
四季折々に美しい滝ですが、特に秋は絶景のピーク。
奥日光の山々が燃えるような赤や黄金色に染まり、滝の白い流れとのコントラストがひときわ鮮やかに映えます。
滝の魅力を存分に感じたいなら、有料エレベーターで岩盤の中を一気に下り、滝壺目前の展望台へ。
轟音を響かせながら落ちる水流、舞い上がる水しぶき、肌に伝わる冷たい風を全身で感じるその瞬間は、二人にとって非日常の感動体験となるでしょう。
また、滝の上流には中禅寺湖、ふもとには世界遺産・日光東照宮とロマンチックな見どころが満載。
いろは坂の紅葉ドライブを楽しみながら、湖畔のカフェでくつろいだり、歴史ある神社を散策したりと、一日を通して優雅なデートが楽しめますよ。
この秋は、華厳の滝でしか味わえないスケール大の自然美をぜひカップルで体験してみてください。
施設名
華厳の滝
住所
栃木県日光市中宮祠2479-2
アクセス
【電車】
東武線「浅草駅」またはJR「新宿駅」から特急で「東武日光駅」下車、またはJR日光線「日光駅」下車
【車】
東北自動車道「宇都宮」ICより日光宇都宮道路に入り、清滝IC、いろは坂経由で約50分
営業時間
【3月1日~11月30日】8:00~17:00
【12月1日~2月28日】9:00~16:30
定休日
ー
入場料
大人:600円
小学生:400円
※未就学児無料
駐車場
あり
電話番号
0288-55-0030
公式HP
華厳の滝
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3.【関西】大人デートにおすすめ!秋のお出かけスポット5選

関東エリアに続き、ここでは歴史と自然が息づく関西エリアから、大人デートにおすすめの秋のお出かけスポットを5カ所厳選してご紹介します。
関西には、古都ならではの風情ある史跡や、雄大な自然美を楽しめる場所がたくさんあります。
人混みが多い場所でも、早朝や夕方など時間を工夫することで、静かにその美しさを堪能できるでしょう。
歴史的背景に思いを馳せながら、深まる秋の景色を二人で楽しんでください。
(1)メタセコイア並木
黄金色に染まる道をドライブで楽しむ絶景ロード
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滋賀県高島市にあるマキノ高原のメタセコイア並木は、約2.4kmにわたって約500本のメタセコイアが整然と立ち並ぶ、圧巻の絶景スポットです。
「新・日本街路樹百景」にも選ばれたこの並木道は、四季折々に異なる表情を見せますが、特に秋は格別。
メタセコイアの葉が黄金色から赤褐色へと変化し、道路全体が温かく情熱的な紅葉トンネルに。
車窓から眺めるだけでも十分感動的ですが、ぜひ車を降りて、両脇の歩道をゆっくり散策してみてください。
澄んだ空気の中、手をつないでまっすぐに伸びる道を歩けば、木々のざわめきや風の匂いに癒やされ、心まで穏やかになっていくのを感じられるでしょう。
並木の起点にある「マキノピックランド」では、地元のフルーツやスイーツを味わうこともでき、デートの締めくくりにぴったり。
時間があるカップルは、近隣の温泉で疲れを癒やせば、一日を通して大満足のデートになります。
鮮やかな紅葉と静かな時間が重なり合うこの並木道で、二人の思い出に残るロマンチックな秋の休日を楽しんでみてください。
施設名
メタセコイア並木
住所
滋賀県高島市マキノ町蛭口~牧野
アクセス
【電車・バス】
JR「マキノ駅」かよりコミュニティバス・マキノ高原線で約6分(逆時計まわりは約25分)、「マキノピックランド」下車すぐ
【車】
名神高速道路「京都東」ICより西大津バイパス→湖西道路→国道161号線を北上(約80分)
北陸自動車道「木之本」ICより国道8号線→国道303号線→国道161号線を南下(約30分)
営業時間
ー
定休日
ー
入場料
入場無料
駐車場
あり(マキノピックランドの無料駐車場を利用)
電話番号
0740-33-7101(公益社団法人びわ湖高島観光協会)
公式HP
メタセコイア並木
(2)三井寺
紅葉と名建築が織りなす湖都の秋
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滋賀県大津市の三井寺(園城寺)は、天台寺門宗の総本山として1,000年以上の歴史を誇るお寺です。
国宝の金堂や近江八景の一つ「三井晩鐘」など、深い歴史と風格を今に伝えています。
秋が深まる頃、朱色の仁王門や優雅な三重塔を、モミジやイチョウの鮮やかな赤や黄色が包み込み、総門から勅使門へと続く参道は、ロマンチックな紅葉のトンネルに。
二人で歩きながら、弁慶の引摺り鐘などの逸話に耳を傾ける時間も、歴史好きなカップルにはたまりません。
また、夜には期間限定の紅葉ライトアップも実施されるので、昼とは違う表情の三井寺で二人だけの特別な時間を堪能しましょう。
参拝後は、近くの琵琶湖畔で夜風を感じながら過ごしたり、温泉で旅の疲れを癒やしたりと、ゆったりとした大人の時間を満喫できますよ。
歴史と紅葉の美しさに包まれながら、心に残る秋のひとときを過ごしてみてください。
施設名
三井寺
住所
滋賀県大津市園城寺町246
アクセス
【電車】
京阪電鉄・石山坂本線「三井寺」駅より徒歩 7分
JR琵琶湖線 「大津」 駅より車10分
JR湖西線 「大津京」 駅より 車 10分
【車】
名神「京都東」ICより10分
営業時間
9:00~16:30
定休日
なし
入場料
拝観料大人600円
駐車場
あり
電話番号
077-522-2238
公式HP
三井寺
(3)嵯峨野トロッコ列車
渡月橋から望む紅葉と秋色の竹林
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嵯峨野トロッコ列車は、「いつものデートとは違う、特別な秋の思い出を作りたい」と願う大人カップルのための、まさに動く絶景特等席です。
ガタゴトという心地よい音を立てて、レトロな列車がゆっくりと走り出すと、窓の外には燃えるような赤や鮮やかな黄金色に染まった保津川渓谷の大パノラマが広がります。
列車が紅葉のトンネルに差し掛かるたび、まるで万華鏡のような色彩が車内に差し込み、二人の時間をドラマチックに彩ってくれるでしょう。
この旅のハイライトは、何と言っても窓ガラスのないオープン車両「リッチ号」。
心地よい秋風を肌で感じながら、遮るもののない360度の絶景を二人占めする体験は、非日常そのもの。
そのあまりの美しさに、二人はきっと言葉を失うはずです。
ただ紅葉を「見る」だけじゃない。五感すべてで秋を「体感」する、忘れられないデートがここにあります。
施設名
嵯峨野トロッコ列車
住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺車道町(トロッコ嵯峨駅所在地)
アクセス
JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅から徒歩1分
営業時間
およそ9:00~16:00ごろまで運行
※時刻表はこちら
定休日
冬季(12月30日~2月末)
※冬季以外の定休日についてはこちら
入場料
大人(12才以上)片道:880円
小児(6才以上12才未満)片道:440円
※詳しくはこちら
駐車場
なし
電話番号
075-861-7444(嵯峨野観光鉄道テレフォンサービス)
公式HP
嵯峨野トロッコ列車
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(4)応頂山 勝尾寺
勝ちダルマと紅葉が彩る大阪のパワースポット
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大阪府箕面市の勝尾寺は約1300年の歴史を誇り、「勝運(かちうん)」のご利益で知られるパワースポット。
人生の節目に勝ちたいと願う人々が全国から訪れます。
約8万坪にもおよぶ境内は、秋に山全体が真紅や黄金に染まり、関西屈指の紅葉名所にもなっています。
特に印象的なのは、境内を埋め尽くす「勝ちダルマ」と紅葉の赤が重なり合う風景。
願いが叶った証として奉納された無数のダルマが、燃えるような紅葉とともに並ぶ様子は圧倒的で、他では見られない独特のエネルギーを感じられます。
訪れるなら、朝の開門直後がおすすめ。
静かな空気に包まれた境内をゆっくり歩きながら、二人で健康や未来の願いを込めて参拝すれば、心がすっと整っていくのを感じられるはずです。
参拝のあとには、勝ちダルマに目入れをしてお互いの願いを託すのも素敵な体験になりますよ。
今度の休日は、力強い紅葉の色彩と凛とした空気に包まれる勝尾寺へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
施設名
応頂山 勝尾寺
住所
大阪府箕面市勝尾寺
アクセス
【電車・バス】
大阪メトロ御堂筋線/北大阪急行「箕面萱野駅」よりバスで20分【車】
近畿自動車道/中国自動車道/名神高速道路「吹田I.C」より26分
名神高速道路「茨木I.C」より22分
新名神高速道路「箕面とどろみI.C」より21分
中国自動車道「池田I.C」より33分
営業時間
平日・日曜・祝日:8:00〜17:00
土曜日:8:00〜18:00
※特別ライトアップ実施日は8:00〜20:30
定休日
―
入場料
【入山志納料】
大人(高校生以上):500円
小中学生:400円
未就学児:100円
2歳以下:無料
駐車場
あり
※2025年11月1日〜の土日祝は完全予約制
電話番号
072-721-7010
公式HP
応頂山 勝尾寺
(5)国宝彦根城
天守を包む紅葉と城下町の風情を楽しむ
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滋賀県彦根市の彦根城は、国宝天守を有する全国でも数少ない名城のひとつ。
琵琶湖を望む壮大なロケーションと、江戸初期の趣を今に伝える櫓(やぐら)や門が醸し出す風格は、まさに大人の旅にふさわしい歴史スポットです。
秋の彦根城は、重厚な城の姿と紅葉の華やかさが調和する絶景シーズン。
特に城内の大名庭園「玄宮園」では、池のほとりを彩るカエデが水面に映り込み、国宝天守を背景に逆さ紅葉が輝く光景はなんとも見事です。
昼は庭園をゆっくり散策しながら、歴史と自然が織りなす静寂の中で語り合い、天守の最上階から琵琶湖を見下ろせば、400年の時を越えたロマンを感じられるでしょう。
夜には期間限定の紅葉ライトアップも開催され、日中とは違う幻想的な雰囲気に。
灯りに浮かび上がる紅葉と天守が映し出す風景は、カップルのためのロマンチックな時間になりますよ。
観光後は、城下町「夢京橋キャッスルロード」で近江牛グルメやスイーツを楽しみながら、歴史情緒に浸るのも良いでしょう。
歴史と絶景が調和する国宝・彦根城で、大切な方と奥ゆかしい紅葉の美しさを分かち合ってみませんか。
施設名
国宝 彦根城
住所
滋賀県彦根市金亀町1-1
アクセス
【電車】
JR琵琶湖線(東海道本線)「彦根駅」より徒歩 約15分
【車】
「彦根」ICより10~15分
JR「長浜駅」より約30分(湖岸道路)
営業時間
8:30~17:00
※最終入場は彦根城、玄宮園・彦根城博物館は16:30まで 開国記念館は16:45まで
定休日
なし
入場料
大人:1000円
小中学生:300円
駐車場
あり
電話番号
0749-22-2742
公式HP
国宝 彦根城
4.まとめ
本記事では、秋の季節をゆったりと楽しみたい大人カップル・夫婦に向けて、関東・関西のおすすめお出かけスポットを12カ所ご紹介しました。
秋は、自然が一年で最も豊かに表情を変える季節。
赤や金色に染まる木々、澄み渡る空気、そして柔らかな陽の光すべてが、日常にそっと彩りを添え、心を満たしてくれます。
ご紹介した場所はどれも、街の騒がしさから離れ、静かに季節の移ろいを感じられる大人のための洗練された空間ばかり。
紅葉を眺めながら語り合う時間も、古都や自然の中を歩くひとときも、二人にとってはかけがえのない思い出になるはずです。
忙しい日常を少し離れ、自然や景色に身をゆだねることで、改めて自分たちらしい時間の過ごし方を見つけられることでしょう。
今年の秋は、「どこへ行くか」よりも「どんな時間を過ごしたいか」を思い描きながら、心が惹かれる場所へ出かけてみませんか。



