日本を代表する現代アートの英知が森と湖の地へ集結!新時代の現代美術館「HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)」が2025年3月に誕生!

―館長:後藤繁雄、オープニング展覧会:ヤノベケンジ、ロゴデザイン:たかくらかずき-

株式会社メッツァ(代表取締役社長:望月潔)が運営する北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」(埼玉県飯能市)に、「自然とデジタル」「キャラクターアート」を組み合わせた新時代の現代美術館「HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)」が2025年3月(予定)に誕生します。開業にさきがけ、2024年10月10日(木)から、ティザーサイトやSNSを公開します。

アートを通じて、北欧と日本、自然とデジタルを融合させ、さらなる文化都市へ

 メッツァのモデルとなる北欧では、アートは身近な存在として親しまれています。「アートによって脳が活性化されることで生活がクリエイティブになると、毎日の生活も豊かになる。アートは生活の道すじを照らし、アートが生活の問題を解決することだってできる」。(出典:フィンランド・ポルヴォーアートスクール)
 北欧ライフスタイル体験を通して、人々の暮らしを豊かにすることを目指すメッツァの新時代の提案は、アートを通じた自然とデジタルの融合体験の提供です。北欧の人々も、自然が身近にありながらもIT大国として最新技術を使いこなしています。
 アート作品の屋内インスタレーションのみならず、メッツァを舞台に展開されていく、森と湖の豊かな自然環境を利用した屋外アートインスタレーションとのコントラストにもご期待ください。
 本施設の誕生により、メッツァが位置する「森林文化都市」飯能市の文化力向上にも 寄与してまいります。

最前線で活躍する現代アーティストたちが自然と対峙して生み出す新たな文化価値創造

 館長には、編集者・クリエイティブディレクター・アートプロデューサーである京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄が就任。アーティストやアート作品のさらなる可能性を 引き出し、従来の美術館を超えていく「ハイパー」なミュージアムを「自然とデジタル」「キャラクターアート」を組み合わせて新たな文化価値を創造します。
 オープニング展覧会は、新進の現代美術作家・ヤノベケンジによる「宇宙猫の秘密の島」を開催。ミュージアムのロゴはデジタルアートの鬼才・たかくらかずきが動くロゴを手がけました。
 以降も、「キャラクターアート」をテーマに、人気絵本作家/アーティストのjunaidaや、デジタルアーティスト・たかくらかずき、AIアーティスト・草野絵美、グローバルにKAWAIIを展開する増田セバスチャンらの個展を予定しています。

HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)

ティザーサイト:https://metsa-hanno.com/hypermuseumhanno/
公式Instagram:@hypermuseumhanno
館長:後藤繁雄
※メッツァビレッジ内インフォメーション棟をリニューアルし2025年3月開業予定

1.館長・後藤繁雄※1からのメッセージ

 テーマは「自然とデジタル」、そして「キャラクターアート」です。「HYPER MUSEUM HANNO」は、メッツァの豊かな自然の中にあります。現代美術館の多くはアカデミックな文脈が分からないと楽しめないものが多いのですが、デジタル(デジタルゲームからAIにいたる)を重視した、新しいアート体験の発明に挑戦したいと考えています。今はSNS、AIの時代に突入し、現代アートはますます変化していきます。次代を担う、新しいアーティストたちの集結の場、そして飯能の新たな価値や魅力を発信する場にしたいです。

2.オープニング展覧会は現代美術作家・ヤノベケンジ※2による「宇宙猫の秘密の島」

 1990年代に「タンキング・マシーン」で登場し、「トらやん」「ラッキードラゴン」「サン・チャイルド」など時代の物語を包括し強烈なインパクトを持つキャラクターの巨大彫刻を作り続けている現代美術作家・ヤノベケンジによる記念すべきオープニング展覧会は、「宇宙猫の秘密の島」。人間に生命をもたらした宇宙猫の 物語の続編となり、メッツァにある宮沢湖に、眠り猫の巨大な浮島が出現します。
 また「HYPER MUSEUM HANNO」は、ヤノベケンジとゆめみが組んで始めるクラウドファンディング型NFT「宇宙猫を宇宙に 還すNFTアートプロジェクトby YUMEMI」として、メンバーシップNFTの実装実験にコラボレーターとして参加します。

3.ミュージアム・ロゴデザインを手がけたたかくらかずき※3からのメッセージ

 「HYPER MUSEUM HANNO」はキャラクターについての美術館でもあるというお話を聞き、ロゴデザインはロゴ(文字)であると同時に、アルファベットのひとつひとつがキャラクターになるように作りました。日本における『キャラクター』という言葉は、まさに西洋における『文字』をルーツとしているからです。
 キャラクターはきっと文字そのものであり、それでいて文字的な記号を超えた生命であり象徴であると僕は思っています。それぞれのキャラクターは抽象的な『場』を持っていて、いろんな表情を見せてくれたり、形が変化したり、いたずらをしたり役に立ったり、まるで生きているように振る舞う。アジアの精霊や仏像や妖怪信仰の考え方には、そんなキャラクターの存在があったのではないかと思っています。それは現代のゲームキャラクターや絵文字なんかにも通じているんじゃないでしょうか。
 「HYPER MUSEUM HANNO」の『ロゴキャラクター』たちも、これからミュージアムとともにたくさんの時間を過ごして、豊かに変化し、進化し、育っていってほしいと思っています。

<※1後藤繁雄プロフィール>
アートプロデューサー/編集者。編集者としては坂本龍一や篠山紀信らのアーティストブックや写真集を多数編集し、コンテンポラリーアートについての自著も多数ある。数々の展覧会のプロデュースを行い、過去には篠山紀信や蜷川実花らの大型美術館での展覧会などを手がけた。毎年数々のアワードの審査員を務め、新たな才能の発掘にも尽力している。近年では「GINZA SIX」の巨大な中央吹き抜けでの展示プロデューサーも務め、2021年には名和晃平の大規模展示「Metamorphosis Garden」を、2024年4月からはヤノベケンジの新作「BIG CAT BANG」をプロデュースするなど、日本のアート業界を第一線で牽引し続けている。

<※2ヤノベケンジプロフィール>
現代美術作家。1990年代初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに機能性を持つ大型機械彫刻を制作。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外から評価が高い。2017年、「船乗り猫」をモチーフにした、旅の守り神「SHIP’S CAT」シリーズを制作開始。2022年に開館した大阪中之島美術館のシンボルとして「SHIP’S CAT(Muse)」(2021)が恒久設置される。2024年4月から展示が始まったGINZA SIXでの大型展示「BIG CAT BANG」は大きな話題を呼んでいる。

<※3たかくらかずきプロフィール>
現代美術作家。東洋思想による現代美術のルール書き換えとデジタルデータの新たな価値追求、キャラクターバリエーションの美学などをテーマとし、ビデオゲームや3DCG、ピクセルアニメーション、3Dプリント、VR、NFTなど、あらゆるデジタル表現を使用している。作品は山梨県立美術館や足利市立美術館、メキシコ、ボストン、韓国、ニューヨークなど国内外で展示され、フィジカルな展示以外にもopenseaで展開されているNFTシリーズ「BUDDHA VERSE」をはじめ、株式会社ゆめみとコラボしたNFTプロジェクト「ハイパー神社NFT」などでも注目を集めている。